2度目のティンカーベルをやらせていただきます!野秋裕香です。ファミリーは5年ぶりです。
9年前この役をいただいた時それはもうほんとに嬉しくて、でもそれと同時に震えるくらい私には大きな役で怖くてたまらなかったのを覚えてます。
入団した年のファミリーがこの「さらっていってよピーターパン」で私はスタッフでついてました。当時のティンカーベルは元劇団員の平井さん。
憧れる大先輩の役を引き継いだという重圧は私の中でとても大きなことでした。余談ですが、私を劇団に引っ張ってくれた元劇団員の安達朋子さんも歴代のティンカーベルです。
私にとってとても大きな役。

そして今回、美術も衣裳も楽曲も演出も一新するんですが、ティンクが歌う「眠っちゃいけない子守歌」は今回も歌うことになりました。思い入れの強いこの曲を忘れようと頑張った私、新曲だと意気込んでた私に、またこれ歌うよと稽古初日の数分前言ってくる眞山さん…これもまたドSです。
早く知りたかった…
好きなのに無理やり別れた人とまた付き合うことになったこの感じ。あの時間なんやったの…

この歌合唱曲なんですって…今回初めて知って衝撃でした。ご興味ある方はYouTubeで「眠っちゃいけない子守歌 合唱」と検索してみてください。めちゃかっこいいです♪

ほんとに難しいんです。
この歌にどれだけ悩まされたか。これまでソロは色々と経験させてもらいましたが、この曲だけは9年前の初日この歌を歌う直前手に汗握ったのを今でも思い出します。音の幅が広いっていうのもあるんですが、何より子守歌なのに眠っちゃいけないって歌うんですよね…表現が難解。
読み合わせで私がこの歌を歌って「野秋おかえり」と思ってくれた劇団員がいて、とても恥ずかしいのと嬉しいのと…キュッとなります。
もう一度この役と懸命に向き合いたいと思います。

 

思い出の一枚