こんにちは、岡島大祐です!
 
人形がホラーの対象になることがありますよね。
僕はかつて祖父母の家に泊まったときに、寝室の近くにおいてあった日本人形が怖く、もしもの際はどう身を守ればいいのか悩みました。
 
しかし、アニメのキャラクターを模したフィギュアに対してはそのような恐れを抱いたことは全くありません。
 
この違いはなんなのかググってみたところ、1つの答えをみつけました。
 
それはロボット工学者の森政弘さんが提唱している「恐怖の谷」という理論です。その理論は以下の通りです。
 
人々は、人間のような性質を持ったロボットに好感を抱くが、あまりに人間に近づきすぎると逆に不気味さを感じるようになる。しかし、それを通り越して人間とほぼ区別がつかないほど似てくると、再び好感が持てるようになる。
 
つまり、アニメ用の造形をもつ人型のフィギュアには好感を抱けたが、あまりに人間に似通っている日本人形には不気味さを感じてしまったということです!
 
そして、面白いフレーズがあります。
「みんなの友だち 鉄腕アトム」
これは鉄腕アトムの主題歌の1部分ですが、外見上も内面も人間と見分けのつかないと設定されているアトムは「友達」として受け入れることができるんです。
 
 
今回上演する「ロボット」において、僕らが演じる「人間のようなロボット」が度々登場します。
 
それを見たときにそのロボットたちを拒絶するのか、受けいれることができるのか、そしてなぜそう判断するのかも楽しんでいただければと思います!
 

 

 

 
写真はそんなロボットを演じる先輩俳優たちがもくもくと作業をしている光景です!
人間が淡々と作業している姿は客観的にみるとなんともロボットっぽく感じるものですね。