「ホクロのある左足」で男6をやらせていただく岡田力です。

 

「ホクロのある左足」は今年3月3日に82歳でご逝去された前・劇団代表の別役実さんが、かつてピッコロ劇団のために書き下ろした作品です。1998年に藤原新平さんの演出で、発足してまだ5年しか経っていない、まだ初々しいピッコロ劇団員によって初演されました。ちなみに初演の男6はまだアラサーだった孫さん…。

 

ということで22年ぶりの再演となるこの作品、特徴的なのは「尼崎が舞台」だということ。場所を特定することが少ない別役さんの作品の中では珍しいことです(のちに別役さんは文学座への書き下ろし作品「あの子はだあれ、だれでしょね」で尼崎の連続変死事件を扱っています)。

別役さん追悼の意味合いも含むこの公演で、尼崎のピッコロ劇団が上演するに相応しい演目なのだろうと思います。

 

別役さんはフェデリコ・フェリーニの映画「青春群像」に材をとったそうですが、僕はある意味「スタンド・バイ・ミー」に似ているなぁと思ったりしてます。死体を探しに行かない、死体が最初からそこにあるスタンドバイミー。まぁ、そうはいっても別役ワールド全開な訳ですが…。

「スタンド・バイ・ミー」は僕の大好きな映画の一つです。「24」のジャック・バウアーで有名になったキーファー・サザーランドの若き姿も拝めますよ!

 

男6は今どき珍しい、「近所のこどもも自分のこどもと同じように叱り飛ばせるガンコで恐いオヤジ」です。稽古で頑張って人物を作っています。

 

演出のため、このコロナ禍においてはるばる首都圏から来ていただいている岩松さんには感謝でいっぱいです。

写真は、コリをほぐすためにお勧めしたマッサージ機。ほぐして下さいね~。

 

 

ついでに告知。

ちょっと前になりますが、劇団員の風太郎さんと紙芝居落語を作りました。

僕は映像の編集と、声の出演をしています。

お時間のある方はどうぞご覧になってください。

https://www.youtube.com/watch?v=UtT7JQU_bBs