万緑や巨岩の孤独はじまれる 殿村菟絲子
むつくりと地より万緑起ち上がる
万緑や母焼く煙り澄みわたる
万緑の波に少女ののまれけり
悠 三句
万緑(ばんりょく)三夏
【関連季語】
茂、青葉
【解説】
夏の山野をおおう植物の満目の緑をいう。「茂」よりも広範囲な情景である。
【例句】
篠(ささ)の露袴にかけししげり哉
芭蕉「後の旅」
万緑の中や吾子の歯生え初むる
中村草田男
万緑やどの道をどう行かうとも
長谷川櫂
~きごさい
語録 芭蕉
格に入りて格を出ざる時は狭く
また、格に入らざる時は邪路にはしる。
格に入り、格を出てはじめて、自在を得べし。
意
規則に縛られては狭くなり、規則を知らざれば邪道に走る。
規則を踏まえて、しかも超えたところに自在な表現が生まれる。
万緑で一句どうぞ。
むつくりと地より万緑起ち上がる
万緑や母焼く煙り澄みわたる
万緑の波に少女ののまれけり
悠 三句
万緑(ばんりょく)三夏
【関連季語】
茂、青葉
【解説】
夏の山野をおおう植物の満目の緑をいう。「茂」よりも広範囲な情景である。
【例句】
篠(ささ)の露袴にかけししげり哉
芭蕉「後の旅」
万緑の中や吾子の歯生え初むる
中村草田男
万緑やどの道をどう行かうとも
長谷川櫂
~きごさい
語録 芭蕉
格に入りて格を出ざる時は狭く
また、格に入らざる時は邪路にはしる。
格に入り、格を出てはじめて、自在を得べし。
意
規則に縛られては狭くなり、規則を知らざれば邪道に走る。
規則を踏まえて、しかも超えたところに自在な表現が生まれる。
万緑で一句どうぞ。