◆しょぼいけど、王座よ◆
Ciaoooo
風邪流行中ですが、皆さまいかがお過ごしですか?
もういまさらですが、まだ公開していたボヘミアンラプソディーも無事に見れてよかった。
すげーロングランですね。以前マイケル没後の映画も見たけど、こんなじゃなかったような。
さて、Piazza、暇になると、王宮へ行くのが最近の趣味で…
ベルサイユ、シェーンブルン。。しかし今回は、家から15分圏内にナポリの王宮へ数日前に行きました。
何度も行っていますが、その度に細かい発見があります。
◆王座の間に飾られた肖像画 1791年作◆
マリア・クレメンティーナ
ブルボン朝 フランチェスコの最初の妻
この肖像画見たとき、なんか雰囲気の統一感を再確認しました。
◆絹糸のようなふわふわ感◆
知らない人はいない11女のマリー・アントワネットの肖像画です。
マリーアントワネットの肖像画はたくさん書かれていますが、こうれはもう後期の肖像画ですね。
女王として円熟している頃のものかと思います。
◆マリーアントワネット同様ハプスブルグ家出身 1785年作◆
といえば、ナポリに嫁に来た、10女のマリア・カロリーナです。
上記の二人に比べると少しポッチャリーナなのかもしれませんが、
やっぱり絹糸のふわふわ感がすごい似てる!
やけを起こさず最後まで旦那様に仕えた女性ですね。
マリア・テレジアは5人の息子と11人の娘を産んだ女傑ですが、
策略結婚を行っていたのは有名な話です。
4女 マリア・クリスティーナ
意外なことに、政治色のない、恋愛結婚なんですね!
ザクセン王家の傍系の一人、アルベルト公使と結婚。
権力はなくてもハッピーな結婚生活だったようです。
へぇ~♪
ウィンーンの有名な「アルベルティーナー美術館」には、アルベルト公使のコレクションが多数おさめられているようで、
芸術好きな公使だったようですね。
◆24歳 天然痘にかかる前の肖像でしょうか?◆
5女 マリア・エリーザベト。
美貌で求婚が絶えなかったマリアが適齢期になると、どこへ嫁に行くのか?噂の的だったようです。
フランスのルイ15世の再婚相手に決まった矢先、24歳で天然痘にかかり、命はとりとめたものの、天然痘面で美貌を失い
婚約も破断。最終的には体の弱い修道院送り。。何だか切ないですね。そんな美貌がグイグイ伝わる肖像画です。
◆お美しいけど、やけくそ人生を送ります◆
6女 マリア・アマーリア。
ドイツのプファルツ=ツヴァイブリュッケン公使のカールと相思相愛の恋愛関係だったにも関わらず、
戦略結婚で8歳年下の、北イタリアのパルマ公フェルディナンドに嫁ぐことに。
姉で4女 マリア・クリスティーナはよくて、なんで私はだめなの?
そうしてカールじゃだめなのか? 宮廷内ではもめたようですね。
引き裂かれた恋に癇癪を起したのか?母マリアテレジアへの反発か?
イタリアへ嫁いでからはやけくそ人生をはじめてしまいます。
パルマでは、宮廷の贅沢を使い浪費、夜遊び、愛人ではじめたようです。むしろ、マリーアントワネットより、アマーリアのほうが話題になってもよい人生だったのではないでしょうか?最終的にパルマはフランス軍侵攻でマリア・アマーリアはプラハで死去。
昔の王女様たち、大変ですね。本当に。。
綿あめのようなヘアが印象的な、ハプスブルグ家女王様たちでした。。