◆フレスコが鮮やかな邸宅内の通路◆
Ciaooooo
あら、気が付けが月が変わってしまった(爆)
さて、先日、花粉が大量に降り注ぐなか、ポンペイ遺跡に行ってきました。
今年に入り、今まで公開していなかった場所や、修復を終えた邸宅などが一挙公開されていて、なかなかホットなポンペイ遺跡。
修復作業に入ってもう何年も何年も経ってしまった
あの邸宅が?
えっ、あそこも開いているの?
どうしたポンペイ…!?
ついでに現在遺跡内でネットが使えるように光ファイバーと、電気系統の工事中で地下を掘り返しまくっていましたが、遺跡に来てまで高速通信が必要なのか?どうか?
そんな事で大事な世界遺産を勝手にほじくり返して良いのか?賛否両論ですが…
それなので、邸宅の見学も正面入口から入れる所と、裏口から出しか入れない所と
なんだかめっちゃくちゃで、地図見ても、思ったように歩けませんでした。
まぁ、ブチブチ文句言っても仕方ないのでね。。
まだ一般公開しているだけ感謝しなくちゃ!
イタリア来てから”幸せ”を感じるハードルが、かなり低くなりました。
エニウェイ
◆通路頭上の漆喰の装飾◆
本日の邸宅、Casa del Criptoporiticoはつい最近
たぶん初めて一般公開されました。
大昔、公開したことがあったかも知れませんが、絶対10年以上空かずの間でしょう。
全く記憶にありません。
この邸宅の通路には現在普通のパターンの装飾が描かれていますが、
壁の升目には昔、漫画のように、一コマ、一コマ物語が描かれてたようです。
そして、この家はCasa del Larario di Achilleというもうひとつの邸宅と隣接していて、
そちらの家には(公開していませんでしたが)、トロイの木馬でお馴染みの(ウィルスじゃない方)大きな木馬(といっても一瞬、象かしらってくらい稚拙な)の絵が描かれていて、こちらの邸宅と連続した続きもの小説のような展開になっているようです。
◆二階にあがり、上から部屋を鑑賞します◆
おー、ポンペイ遺跡にて、これは初めて見ます!
邸宅の二階にあがりましたョ。
街の建物はほぼ全部二階建てだったのですが、屋根は潰れたのでね、
2階がない場合が多いポンペイですが、がっつり修復してこんな感じで見せています。
シチリアのピアッツァアルメリーナを思い出しました。
あそこは素晴らしいです。また行きたいな~。
◆当時のシロガネーゼの象徴、トリクリニウムが残っています◆
ぼんやり外眺めながら下世話な話をして、
食事を食べ続けていたと言われるローマ人。
真ん中のスペースは奴隷がお給仕しやすいようになっています。
◆21世紀版、ローマ風レストラン ネットより拝借◆
全く~。
王政、共和制期は女性はそこに座れなかったそうですよ。
今世紀は食事時は、女性のほうが強いからな~(;´д`)
それにしても今回は、このトリクリニウムをポンペイのあちこちで見かけました。
◆蛇とたぶんアスクレピオス(医学神)◆
なんかフレスコ画がどこも、ここもまぶしい!
修復したてだからしょうがないんでしょうけどね。。今、描きましたみたいな(爆)
あー、でもこうやって見たことのない邸宅を見学できるのは本当に久しぶりなので
とっても楽しかったです。