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👘 順番繰り上げ企画・高円寺阿波おどり2024
ブログ記事にする以前の問題で、撮影したまま未整理の写真が800枚ほど在庫になっている
つい最近、八王子まつりの記事を上梓したが、千葉県市原市の房総往還八幡宿の再訪、大長編になる予定の代田橋の写真ですら、まったくの手付かずで残っているのだから困りものだ
なので早く写真を整理しなければ……と、思っていたタイミングで古着屋を回ろうと高円寺におもむくと、駅の様子がいつもと違っていた
やたらと浴衣姿の若い女の子を見かけるし、なによりも町全体からじわじわと熱気が伝わってくるのだ。勘の鋭い読者諸賢におかれては、もう薄々わかっているとは思うが……
八王子まつりに続いて今度は「高円寺阿波おどり」を引いてしまったのだ。恐るべしオレの引きの強さ
この町は古着屋を回るため頻繁に訪れているため、高円寺阿波おどりの当日に出くわしてしまったことは過去に何度もあり、祭りなどに興味がなかった頃は迷惑以外の何物でもなく、たいてい人混みを避けるためそのまま降車せずスルーしていた
したがって高円寺阿波おどりを、まともに見物するようになったのはブログのネタとして取り上げるようになってからだ
八王子のような江戸時代から続く宿場町から発展した大都会とは異なり、高円寺は関東大震災以降、焼け出された東京の下町からの移住者によって出来上がった小さな町だ
そこに踊り手だけでも2日間で約1万人、観客動員数は94万人(昨年は100万人だそうだ)が押し寄せるのだから、どんなヒドイ混雑になるのかは想像したとおりで、駅前ロータリーを境に歩行者にも一方通行の制限がかかる
つまり、南口を降りて古着屋が集中しているpal/look商店街 に行くためには、一度駅前通り(高南通り)を挟んだ反対側の道をしばらくすすんで、制限が解除される地点まで大回りせねばならないわけだ
ちなみに現在、阿波おどりは各地で行われているが、もっとも観客動員数が多いのは本家の徳島なのだが、2023年度は108万人と高円寺とほとんど同じ。次に多いのが南越谷の70万人である
当然、こんな日に営業している古着屋は少ないだろうし、その前に混雑し過ぎていて、目当ての店にたどり着くことすら一大事業であろう
商店街のアーケード通りにある古着屋は、予想どおり全滅していた。営業しているのは来客が期待できる飲食店ばかりだ
ちなみに、オーナーが知り合いのとある店は、仕事にならないので例年は店を閉めていたが、今年はなんとなく開けていたら他の店が閉まっているからなのか、いつもより来客が多くてけっこう売れたと話していた
こういった混雑は、ホームの雰囲気で察していたけれど久しぶりに訪れた高円寺阿波おどりは、コロナ前にブログのネタにしたときより明らかに混雑の度合いが増していた
ということで、古着屋巡りはキッパリ諦めて、高円寺阿波おどりの撮影に徹したので、これから4回にわたり高円寺阿波おどりの様子をお届けする
そうそう、今回も八王子まつりと同様に「阿波おどりの風景と古民家」というテーマを決めて撮影したが、これが困難を極めていた
何しろ阿波おどりのメイン会場になっている駅前の大通りには古民家などなく……
古民家が残る肝心のpal/look 商店街は、ご覧のように満員電車並に大混雑しており、この混雑のなかを阿波おどりの「連」が踊り抜けてゆくのだ
とりあえず人混みを無理やり掻き分けて高円寺のランドマークである銅板葺き看板建築の近くに陣取ろうとするが、以前この高円寺阿波おどりを撮影したときのような余裕が一切ない
というのは……前に取材したときは道路の脇に少しぐらいは隙間があったのに、今年は道端が飲食店の野外席、そして立ち止まって踊りを見るオーディエンスで埋まり、僕ひとりが入る隙間すらないのだ
撮影する場所を探そうとウロウロしているうちに「みたか連」という提灯というか竿燈が迫ってきたので……
やむを得ずこの場所に立ち止まるしか方策がなく、とりあえず人混みに紛れてシャッターを切った
前回の取材のときは「この場所」と決めて撮影できたのに、今回は人混みを通り抜けながら撮影する以外の選択肢がないため、いわゆる“情景”を写すことなど不可能だ
したがって森山大道の真似っこのような、すれ違いストリートスナップばかりになってしまったため、逆にライブ感だけはあると思うが……
「みたか連」が通り過ぎたので、またしても撮影する場所を探そうと移動したときには次の
「ぽんぽこ連」がやって来てしまい、またしても立ち止まって見物客の隙間から無理やり撮影した
ということで、今回から4回の短期シリーズで「高円寺阿波おどり」をお届けする。ちなみに、冒頭で述べたとおりまだ写真も整理していないので、完全なる見切り発車だ
続く
†PIAS†
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