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👚 ⑥つくろい洋装店と洋品の三木屋の対比 

 

 

 

 

 

前回の記事の最後に個人的に“第二のクライマックス”と大袈裟なことを書いたが、その前に、せっかく出桁造りの建物だったのに、県道を挟んだ反対側のプレハブ小屋のような店舗に移転してしまったこちらの

 

 

 

 

 

 

 

 

「新井米店」の旧店舗の左側に注目してほしい。画面の左端だ

 

そこに僕の大好物の錆び錆び波板のファサードを持つ平屋建ての看板建築が確認できると思う。この平屋建て看板建築じつは……

 

 

 

 

 

 

 

 

過去のストリートビューを見たら「新井米店」の旧店舗が取り壊されてしまう以前は、このように建物と建物のあいだに看板の延長線上のようなもので、まるで長屋門のような造りになっていたことが判明した

 

出来ればこの状態の風景を見てみたかったのに、取り壊されてしまったのは残念でならないが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平屋建ての看板建築は、僕とみぽぽん(以下敬称略)さんが散策したときも、このように取り壊されずに残っていた

 

以前はどんな商売をしていたのか不明だが、建物の端には「つくろい洋装店」という丸い袖看板が出ていた

 

 

この日は店が閉まっていたので、一瞬「むむ、これは廃業してるのかな?」

 

と、思ったが念のため調べてみると店のInstagramは現在も更新されているので、どうやら現役で営業しているようだ。それにしても、袖看板のセンスからすると今や絶滅危惧種の昔ながらの洋装店とは思えない

 

気になったのでインスタのポストを読んでみると洋服のお直しがメインだがギャラリー併設でハンドメイド作家の個展などもやっている新しい世代の店ようだ

 

 

埼玉県北部の店を紹介している「彩北ナビ」というページに出ていた店舗の自己紹介には……

 

 

 

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「あ、こうしたいを形に」をモットーに、妻沼で洋裁店をやっています。店内にはギャラリースペースもあり、一日からレンタル可能です。洋服のお困り事、お気軽にご相談ください。相談はなんとタダです

 

 

 

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と、記されていた。うーん、僕は古着マニアなので、相談したいことは山ほどあるが、うちから2時間はかかるのでちょっとムリだな

 

 

またしても話が横道に逸れたので、本筋に戻すと「つくろい洋装店」の少し先には、“新世代の洋装店”とは対照的な“昔ながらの洋品店”があり、その建物こそが個人的な第二のクライマックスであった

 

 

 

 

 

 

 

最初に見えてきたのがこの風景だが、平屋建ての看板建築の店舗部分ではなく後ろに控える主屋に注目してほしい

 

これが目に入ったとたんに、思わず「破風ぶっと! えっ、もしかして金属製!?」と、驚愕したが、この驚きに共感してくれるのは、かなり重傷の古民家マニアだけだろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正面から見ると埼玉県の郊外ではよく見かけるような、ありきたりの戦後型看板建築の昔ながらの洋品店そのものといった佇まいだが……

 

 

 

 

 

 

 

 

角度を変えて主屋を見ると普通なら木の板で構成されるはずの破風板が、錆びついていることからわかるように金属製である

 

こちら側の壁面には波板が張られてしまっていてよくわからないが、最初に掲載した反対側の側面は漆喰仕上げで、しかもどちら側にも折れ釘が見えていることから土蔵造りだとわかる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よく見るとこちら側からでも本体は土蔵造りに見えるが、土蔵につきものの防火扉がないことに違和感がある

 

そのかわりに、金属製の凝ったデザインの面格子がつけられデザイン上のよいアクセントになっていた

 

 

店舗を見ると並びにあった新世代な感じの「つくろい洋装店」とは正反対に、いかにも昔ながらの洋品店といった雰囲気で、おそらく創業当時は呉服店のような店だったのではないだろうか?

 

妻沼は不思議な町で昔ながらの老舗的な業態の店も現役で残っているが、「つくろい洋装店」のような新しい世代の店もあり、地図を見るとやけにカフェが多い。と、思っていたら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古い商家をリノベーションした「金子古家具店」というアンティーク家具屋があった

 

こちらの店などもボロボロになった古い商家を、キレイに整備したりせず入り口に古いランプを付けたりして、ボロはボロなりに洒落た雰囲気に落としこんでいるセンスが、いかにも新しい世代の店といった感じに仕上がっていて興味深い

 

 

 

 

 

 

 

 

「金子古家具店」の少し先にファサードのほぼ全面がラスティカラーの波板で覆われた「BOOKS」とだけ記されたシンプルな看板建築があった

 

「BOOKS」だけに本屋だろうと思ってマップのピンをタップしてみると予想どおり「閉業」という文字が記されていた

 

 

やはり個人経営の町の本屋は経営的に厳しいんだろうな。と、このとき思ったが、この感想は、後ほど覆されることになるが、そのことに関しては後の記事で触れる

 

こちらのラスティカラーの看板建築の先で、ちょっと気になる細い路地があったので、なんとなく足を踏み入れたら、そこで思わぬ物件に出くわすことになる

 

 

 

 

 

 

 

 

これはその細い路地を曲がったところで発見した「あばれ神輿」と表題が付けられた妙にかわいいイラストのポスターである

 

イラストを見ると川のなかに神輿が入って、そこから担ぎ手が川に飛び込むような場面が描かれており、もしかすると妻沼にはこういった祭事があるのだろうか?

 

 

そう思って調べてみるとやはり、出来島の八坂神社の「あばれ神輿」は、この妻沼だけではなく暴れ川の利根川の両岸に点在する村落の伝統的な行事だとわかった

 

ここで「あばれ神輿」について解説するとたちまち1000文字ほど記事の分量が増加してしまうため、以前も参考にした「くまがやねっと情報局」のリンクを貼っておく

 

 

 

 

 

 

最初にこのポスターの絵を見たときは、デフォルメしすぎだろ! という印象を受けたが、この記事を読むとこの絵はデフォルメではなく正確に祭りの様子を描写しているとわかって感心した

 

ということで……続く

 

 

 

 

 

 

 

 

†PIAS†

 

 

 

 

 

 

 

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