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🍛 final 吉祥寺に移動して古書。読みた屋と防波堤 

 

 

 

 

 

西荻窪の古書店を回るという目的は、これで一応果たしたから暑いので水分補給を兼ねて、ここでいったん休憩を取ることにした

 

 

当初は以前、一度入ったことがあるブックカフェで休んでから西荻窪駅に戻り中央線で吉祥寺に移動する予定であった

 

ところが事前にストリートビューで確認してみると、その店は廃業してしまっていたので予定を変えて、アーケード商店街の仲通り会にあるドトールに入ることにした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西荻窪南口仲通り会のアーケードの天井からは、大きな象さんがぶら下がっている

 

僕は何度も見ている光景なので見慣れてしまっていたが、初めて見るMちゃんは驚いた様子で見上げていた

 

 

 

 

 

 

 

 

アホみたいな暑さだった待ち合わせ時刻と比べて、だいぶマシになったとはいえ、ドトールで冷房の冷たい空気に当たると生き返ったような気分になる

 

日本の夏で何がキライかって暑さは当然として、やはり一瞬で肌がベタベタになる嫌らしい湿度なので、エアコンの快適さに慣れると外に出る気力がみるみる奪われてしまう

 

 

なので、あまりダラダラと居座らずに、さっさと吉祥寺に移動した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず最初に井の頭通りに出て駅からすぐのところにある「よみた屋」に向かった

 

 

ここはかなり大型の店舗で店主は直木賞作家の三浦しをんがバイトしていた町田の高原書店出身だ

 

いわゆる雑本はほとんど置いておらず専門書が主体の品揃えで、アートやサブカルチャーにも強く、よく覗いている店だが店頭の均一本コーナーも侮りがたく、たまに掘り出し物が出る

 

 

この日は岡本綺堂の「定本 半七捕物帳」の揃いがあったが、旺文社文庫版で揃えているので、購入にはいたらなかった

 

旺文社文庫版は、解説や脚註を青蛙房を経営していた義理の息子の岡本経一が書いていて、一編の随筆として楽しめ一粒で二度美味しいから以前、ブロ友さんにも薦めたことがある

 

 

 

 

 

 

 

 

「よみた屋」を覗いたあとは、Mちゃんはあまり興味がなさそうな古着屋を覗いて(完全に僕の趣味である)から、駅の北口に移動した

 

というのは、今日の夕食はここで摂ろうと決めていた店があるからだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その店に向かう途中にある吉祥寺の繁華街のど真ん中に残った奇跡的な古民家の床屋「ハルタン」を撮影する

 

最初の写真に心霊写真のようなボヤけたものが写りこんでいるのは、シャッター速度が1秒近いため時速10キロ近い速度で走る自転車がシャッター速度より遥かに速いからだ

 

 

以前は、この少し先にも戦前物件の材木店があったが、いつの間にか解体されてしまっていた

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハルタン」のすぐ先の路地を曲がったところにあるのが、僕が学生時代から何度も通っているカレーの名店「まめ蔵」である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

久しぶりに食べる「まめ蔵」のカレーは、やはり別格の美味しさであった。僕はこういった洋食屋系のカレーが大好物だが、この店は柏の「ボンベイ」にも負けていないと思う

 

僕はいつものポークカレー、Mちゃんは野菜のカレーを注文。お互いひと口シェアしてみたが、どちらも美味しかった。ちなみにチキンカレーも美味い

 

 

 

 

 

 

 

 

食後は比較的最近出来た「古書 防波堤」という、かなりユニークな屋号の古書店を覗く

 

吉祥寺にはこの近くに、以前Mちゃんに薦めて好評だった「百年」とか、老舗の古書店もあるが、駅から遠いのでこの日は暑すぎてスルーしてしまった

 

 

結局、収穫があったのはMちゃんだけで僕は欲しい本が見つからず、ちょっと悔しい思いを残してしまったため、後日、ひとりで横浜の白楽の古書店を訪ねることになるが、その顛末はあらためて記事にする予定だ

 

 

こうして今回のシリーズは、このように大してオチもなく終わってしまったが、これは白楽のクライマックスに繋がる伏線になっていた……などとは、このときの僕は思ってもみなかったのである

 

 

《西荻窪・吉祥寺古書店巡り》おしまい

 

 

 

 

 

 

 

 

†PIAS†

 

 

 

 

 

 

 

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