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🐿️ ③「キドカラー」が目立つ「はたでん西原店」
久しぶりに大ポカをやらかした。この基督教団城西教会の幼稚園の塀に乗っているかわいい動物。僕は何も気にせず「熊さん」と書いたがコメントにて「くるんとした尻尾が見えるのでリスでは?」
という鋭い指摘をブロ友さんからいただいた。あらためて写真を詳細に観察してみると、たしかにくるんとした尻尾があるではないか
彼女は、こういったキャラクターを造るプロなので、その指摘は的を射ていると言ってよいだろう。本来ならタイトルを修正すべきであろうが、僕は過去にはこだわらないタイプだし面倒臭いからそのまま放置するけどな
城西幼稚園の先にはタキロン波板で囲まれた、明らかに数軒の建物が取り壊されたような更地があり、その奥にもリノベーションされた古い看板建築があった
僕は過去にはとらわれないが、過去にどんな建物があったのかということには、とらわれるどころか執念を燃やすタイプなので過去のストリートビューをたしかめてみたが、いちばん古い2009年の段階ですでに更地にされていた
向かい側には選挙事務所のような物件と「ミドリヤ」という洋品店があるが、このあたりから町並みに邪魔なマンションとか虚しい更地が目につくようになってきた
そんな様子を肌で感じて徐々にテンションが下がってきたが、少し先にあった物件を見て再びやる気スイッチが入った
おおっ、これは素晴らしい! 昔ながらの町の電気屋と、その隣にも何やら渋い商家が並んでいるではないか
電気屋は寂れた町でも生き残っている確率が高い業種で、したがって建物も新しくされていることが多いが、こちらはおそらく昭和40年代のものだと思われる「キドカラー」の袖看板が残っている
Wikipediaのよると「キドカラー」は日立の造ったカラーテレビで、1968年から1990年代以前まで起用された名称のようだ。イメージキャラクターポンパ君、CMは王貞治が起用されたそうだが、僕はまったく見た記憶がない
というどうでもいい話はともかく、向かって右側の店は「日石灯油販売店」らしきほとんど消えかかった文字が看板に確認できるだけで、屋号も記されておらずいったい何の店なのかサッパリわからない
店内を見ると肥料などが置かれているので燃料店兼園芸用品店なのか?
気になったのでGoogleマップのピンをタップしてみたら……
意外なことに燃料店らしき隣の店も「はたでん 西原店」と電気屋の屋号が記されていた。つまり、この「はたでん 西原店」は、電気屋であると同時に燃料や肥料も扱うマルチな商売をしているようだ
おそらくこの西原通り商店街が、まだあまり発展する以前、客の求めに応えているうちに、自然にこのような業態になり長い年月そのような商売を続けているのだろう
「はたでん 西原店」の少し先に、やはり屋号も何も記されていない戦後型の看板建築があった
こちらの物件は、一見しただけでも廃業しているのは明らかだが、かつての店舗部分を見るとギッシリとガラクタが積まれていて、さすがにちょっと引いてしまった
商売をやめて住居として使用していたが、やがて気力を失いゴミ屋敷に近い状態に……という経緯なのか、まあ、その件に関しては、あまり深く考えるのはやめておいたほうがよさそうだ
廃看板建築を過ぎると明らかに店舗の密度が下がり商店街の終わりが近い。と、思っていたら、入り口にあったのと同じアーチが見えてきた
このアーチ先で西原通りは、いきなりけっこうな下り坂になっており、玉川上水が羽村から四谷方面まで、距離を稼ぐため上手く稜線の高いところを通していたことがわかる
そして、アーチがあったことからわかるように、この先は住宅街のような雰囲気に変わり商店街は終わりなようなので、次は甲州街道(国道20号線)の反対側にある六号通り商店街に向かうことにした
続く
†PIAS†
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