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🍜 家系ラーメンを食べたついでに明大前を散策した 

 

 

 

 

 

長いシリーズのあとには前回のような1回読み切りの記事を挟むのが恒例化しているが、今回は気まぐれに少し長い前後編に分けた記事を挟んでみる

 

といっても少し長いだけで、いつもの手抜き息抜きの記事であることには変わらず「ラーメン自粛令」の解禁日に、ラーメン屋に行ったついでに、京王線と京王井の頭線が交差する明大前駅付近をウロウロしただけの他愛ない内容である

 

 

ところで僕は生まれてこのかた、ほとんどの年月を東急線沿線で暮らしている

 

なので東急線に関しては、ほぼすべての駅を降りたことがあるし、おそらくどの駅を降りてもまったく迷うことはないだろう

 

 

他にも友人、知人がたくさん住んでいた(あるいは住んでいる)西武線沿線に関しても、まあ、だいたい把握しているし、やはり数人の友人が住んでいた東武東上線に関しても多少なりとも馴染みがある

 

ところが、どういうわけか京王沿線に関しては、やはり友人、知人が住んでいた駒場東大前、千川、千歳烏山、あとはよく遊びにゆく下北沢と吉祥寺ぐらいしか馴染みがない

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の記事のメインテーマである明大前に関しては、乗り換えでホームのなかを歩くだけで、駅を降りたことはおそらく人生で2回ぐらいしかないはずだ

 

 

なので、駅を降りたらいきなり駅前広場ならぬ駅前駐車場があって「おいおい、ここは埼玉県の志木かよ」と、驚愕した(埼玉県の志木駅前にもいきなり駐車場がある)

 

そんな明大前の駅を降りた理由は、冒頭で延べたようにラーメン屋にゆくためである

 

 

駅前には西巣鴨の記事で、偶然見つけてまぜそばを食べた「鷹の目」という二郎インスパイアの人気店の明大前店があるが、改札を出たとたん大行列が見えたので、当然入ろうという気持ちはまったく起こらなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明大前駅の北口を降りると1分も歩かないうちに甲州街道(国道20号線)とその上にかぶさる首都高が見える

 

目当てのラーメン屋は甲州街道沿いにあるので、歩道橋をわたりながら国道を撮影する。上の写真は下り八王子方面、下は上り新宿方面を撮影したものだ

 

 

 

 

 

 

 

 

京王線は甲州街道と平行していて、駅前付近を街道が通っているため、たいてい沿道にはファミレスなどが並んでいるのに、どういうわけなのか明大前付近にはなにもない

 

歩道橋をわたると、目の前にあるのが駅名の由来になった「明治大学 和泉キャンパス」が目に入るだけである

 

 

ところで「明治大学」と記された巨大な看板のすぐ脇に視線を送ると、真っ暗な緑道とトンガリ物件のビルが見える

 

 

緑道に関しては後ほど触れるとして、そのトンガリ物件にあるのが……

 

 

 

 

 

 

 

 

家系ラーメンの「武蔵家」である

 

「武蔵家」は家系ラーメンの傍流で、ご飯に合う家系というテーマを掲げた、どちらかというと非乳化でカエシの強い直系とは、少しニュアンスの異なる系列である

 

僕が贔屓にしている「武道家」は、この「武蔵家」系列から、さらに分岐した系列で直系→武蔵家系→武道家の順に濃厚さが増大する

 

 

今回何故、わざわざ明大前に来たのかというと「武蔵家」は、何故か京王沿線に多くあり、千歳烏山、国領、稲田堤にもあるが、この明大前店だけ食べたことがなかったからだ

 

 

 

 

 

 

 


出てきたラーメンは、見るからに濃厚な色合いで口にすると「武蔵家」系列では、もっとも濃厚だった北千住店よりもゲル度が高いように感じられた

 

まあ、さすがに「武道家」ほどではないが、この系列では最右翼の濃厚さなのではなかろうか?

 

 

強いて文句をつけるなら、やはりチャーシューがイマイチなこと、あとは酒井製麺のわりに麺が細く、おまけにデフォルトの茹で加減が固めなことぐらいで、おおむね満足することができた

 

 

ーーと、これでもう明大前にやって来た目的は果たしたので、腹ごなしに散策することにしよう。といっても明大前は乗り換え駅のわりに、京王線でも筆頭に地味な駅で、まともな商店街すらないのだが

 

ところで先ほど「明治大学」の巨大な看板の横に緑道が……と、記したが、少しでも暗渠とか水路に興味があるひとには、説明するまでもないのだが、この緑道というのは

 

 

 

 

 

 

 

 

当然、玉川上水を埋めた緑道である

 

このあたりでは玉川上水は国道と重なる部分があるため、ところどころで消滅しているが、ここは明治大学のキャンパスの横にあるためなのかハッキリと痕跡が残っていた

 

 

しかし、正直に言うと緑道化されてしまっている用水路跡地は、たいていあまり面白味がないというのが相場で、この緑道も別にわざわざ見に行くほどの価値はない

 

と、僕は断じていたが、緑道の横に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな気になる隙間があったので、なかに入ってみないわけにはいかなかった

 

玉川上水は緑道にされてしまっているのだから、その脇にまるで暗渠のような隙間があるのは、どうにも解せずモヤモヤした気持ちになるではないか

 

 

 

 

 

 

 

 

玉川上水跡地の緑道の脇にある隙間を少しすすむと、いきなりフェンスがあり「立入り厳禁」という物々しい看板が掲示されていた

 

うーん、なんじゃこりゃ。と、思って文句を読むと「ここは水道用地です」の文字が!

 

 

あー、なるほど。要するに井の頭線が開通したときは玉川上水はまだ現役で流れていたので、懸樋にして井の頭線の線路を越えていたのが後になって水道管になった名残というわけだな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーと、現地では納得して単なる遺構かと思っていたら、どうやらまだ現役の水道橋として使用されているから「水道用地」らしい

 

 

 

 

 

 

 

 

水道橋を見た(暗くて見えなかったが)あとは明大前の商店街を散策するため駅前付近に戻り、商店街らしき路地に足を踏み入れた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところが商店街といっても数軒の飲食店があるだけで(しかもほとんど閉まってる)すぐに丁字路に突き当たってしまい拍子抜けした

 

しかし、丁字路を線路のほうに曲がった方向を見ると……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

枝豆みたいな街灯が並び商店街は続いているようなので、先にすすむことにしたが、この通りも数軒の飲食店が営業しているだけで、まるで活気といったものが感じられない

 

「沖縄料理 居酒屋 宮古」の店先ではシーサーが虚空を睨んでいた

 

 

どうやら商店街のメインの部分は、踏切の先にあるようなので線路の反対側も見に行くことにしたが、そこで意外な光景を見ることになる

 

 

 

後編に続く

 

 

 

 

 

 

 

†PIAS†

 

 

 

 

 

 

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