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👖 続々・最近食べたものと着た服とか行った場所 

 

 

 

 

 

タイトルバックの写真は、わかるひとにはわかると思うが八王子駅の北口のロータリーを写したものである

 

 

八王子は僕にとって、けっこう馴染みの町で1990年代までは優良な古書店がある町としてよく訪れていた。当時は駅付近だけではなく甲州街道沿いや、隣の西八王子にも古書店があった

 

それが今では甲州街道沿いに新たにオープンした店を含めて、数軒残るだけの寂しい状況になってしまった

 

 

その後、2000年以降は優良な古着屋のある町として、月に一度は必ず訪れていたが、ヴィンテージブームの終焉とともに次々と閉店してしまい、古書店と同様に現在は数軒残るだけである

 

 

しかし僕の八王子訪問頻度は、その後も落ちることなく月に一度ぐらいはこの町を必ず訪れていた

 

というのは、八王子には個人的ラーメンランキング・不動のベスト3入りを保持している殿堂入りのラーメン屋があるからだ

 

 

 

 

 

 

 

 

ところが、昨年末に発動した古着禁止令およびラーメン自粛令のおかげで、八王子を訪れる大義名分がなくなり、おそらくもう半年は訪れていないのではないだろうか?

 

ここ最近、ラーメン自粛令のおかげで週に一度という厳しい制限を設けているが、これには大きな弊害があることが明らかになった

 

 

要するに、今までは好きなタイミングで食べることが出来たのに、週に一度というしばりのおかげで、ラーメンを食べられるタイミングを逃し、やむを得ず目についた店に入って失敗する

 

ーーという、ハズレの悪循環に陥ってしまったのだ

 

 

これではいかん。と、ばかりに、一大決心をして「ただラーメンを食べる」という行為のみを目的に、久しぶりに八王子に向かった

 

往復の交通費を考えると新宿中村屋のカレーとか鰻丼レベルにコストパフォーマンスが悪いが、この店のラーメンは、そこまでしても食べる価値がある

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それがこの「壱発ラーメン」である

 

こちらの店は、ラーショこと「ラーメンショップ」から進化したシャバシャバの背脂が浮いた豚骨醤油スープがベースになっており、見た目のフォーマットはラーショとさほど変わらない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラーショといえば何を置いてもネギラーメンだが、こちらのネギラーメンも絶品である

 

前述したようにラーメンの基本的フォーマットは、スープも中細麺もラーショと変わらず、トッピングされている具材にも、さほど特異な点は見られない

(メニュー的にはネギトロ、メカトロなど特殊なものがあるが……)

 

 

では、どこが違うのかというと、すべての素材が群を抜いて高いレベルで吟味されているのだ

 

もちろん、ラーショにはラーショの良さがあるのだが、基本的フォーマットを変化させることなく、最上級のラーメンにブラッシュアップしたのは「壱発ラーメン」の最大の魅力となっている

 

 

それにしてもラーメン1杯のために莫大な交通費は泣くに泣けないものがあるので、ついでにブックオフと古着屋も回ったら、偶然探していたマンガを発見して、交通費はムダにはならなかった。これも普段の行いがよいからであろう

 

 

ということで、ラーメンのネタはこれまで

 

 

 

 

 

 

後半はいつものコーディネート記事であるが、今回は「デニムジャケット」というしばりを設定した

 

つまりすべてがGジャン、今風に言うとトラッカージャケットを使用したコーデである

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初は個人的にデニムジャケットの完成形と評価しているリーバイスの70505のコーデ

 

デニムジャケットの始祖はリーバイスと言われている。最初にGジャンのフォーマットを提示したのがロット506のファースト、作業着からファッションアイテムに進化したのがロット507のセカンド

 

 

そのデザインをモダンにしたものが557で、バランスの悪かった557を着丈を長くするなど、普遍性を持たせたモデルが、こちらの70505というわけだ

 

 

古着の世界は古ければ古いほど、また、レアであればあるほど価値があるという、ファッションとは異なり骨董と似たような価値観が横行している

 

したがって、ビッグEではない70505は、古着の世界では価値の低いレギュラーとして扱われており、僕は昔このジャケットを3900円で購入した

 

 

ところが、古着というのはその性質上、新たに製造されることはないので、レギュラー品もやがて市場から枯渇し、いつの日かヴィンテージの仲間入りを果たすわけだ

 

 

したがって、こちらのジャケットも今となっては3900円なんて売値は夢のまた夢。原宿や高円寺の古着屋で2万円ぐらいのプライスタグがぶら下がっている

 

合わせたパンツは1940年代イギリス軍のジャングルトラウザーズ、靴は貴重な旧ロゴ時代のJ.M.ウェストンのゴルフである

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古着の世界には、もうひとつ一般人が理解できない独特の価値観がある

 

それはブランド志向である。えっ、古着って、そういった一般的な服の価値観がキライなひとの選択肢なんじゃないの? と、思った貴方は“しごくまとも”な思考の持ち主である

 

 

古着というカテゴリは裾野が広く膨大な選択肢があるのにも関わらず、特定のブランドやアイテムに人気が集中して、それ以外の選択肢には目が向かない……

 

要するに自分自身が培った価値観ではなく“世間一般の流行”を基準とした価値観しか持たない者が購買層の大多数なのだ

 

 

たとえば1960年代のリーバイス557XXなどは昔は1万円ぐらいで購入できたのに、人気が集中しすぎて今や二桁万円に高騰してしまった

 

 

これは他者との差別化をはかったつもりが、流行というフィルターで価値判断しているため、むしろ典型的な「ありがち」に陥ってしまうという、日本人ならではの特性だろう

 

一方で、昔はその557XXと同じような価格帯で売られていた、品質的にはさほど劣らないJCペニーのブランドであるフォアモストのこのジャケットは、いまだに昔の値段で購入できる

 

 

ちなみに、このジャケットは20年ぐらい昔に、茅ヶ崎のフリマでサーファーの方から500円で購入した。パンツはフランス軍のM-52、合わせた靴はハンガリーの名門VASSのセミブローグである

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後は真打ちのリーバイス507XX、通称セカンドのコーディネート

 

僕のセカンドは、今のようにアホみたいに高騰する前に4万円ほどで購入したが、リーバイスのヴィンテージ価格の高騰は、どんな株よりも凄まじく今や当時の十倍に迫る勢いだ

 

 

この日はデニムセットアップの気分だったので、JCペニーのブランド・BIG MACのデニムペインターパンツを合わせた 

 

この組み合わせのときはJ.M.ウェストンのゴルフを履くことが多いが、気まぐれでなんとなくエドワード・グリーンのドーバーを合わせた

 

 

ドーバーは履きおろしてから、そろそろ6年ぐらい経過したので、かなり良い味わいが出ていて、お気に入りの靴である

 

 

 

 

 

 

†PIAS†

 

 

 

 

 

 

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