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👩 ③元住吉の家系ラーメンとトンガリ物件 

 

 

 

 

 

去る4月30日、尊敬する写真家の竹田花さんがお亡くなりになられた

 

ここ最近はまったく更新していないが以前、当ブログにおいて「猫」というカテゴリを設け町猫の写真を集めた記事を上げていたのは、竹田花さんの影響に他ならず心よりご冥福をお祈りします

 

 

 

 

 

 

 

 

という唐突な訃報ではじめたが本編を……

 

さて前回に引き続き元住吉の町並みを紹介するのだが、駅前から続く東口の商店街は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西口の商店街が川崎市中部では、武蔵新城と並ぶ大きな規模を持つ商店街であったのに対して、そこそこ賑やかなのは改札を出て綱島街道までの数十メートルにすぎない

 

昭和30年代の住宅詳細地図を見ると、その当時はさらに百メートルほど商店街が続いていたが、今はマックスバリュと宅配ピザ屋があるぐらいで、ほとんどの店は住宅街に上書きされてしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらが駅前付近の商店街の様子を撮影したものだ

 

上の写真に写っている「カラオケ まねきねこ」の後方に、いかにも昭和中期といった雰囲気の団地のような建物が写っているのがわかると思う

 

 

この建物は武蔵小杉の記事で書いた、道路拡幅とタワマンの建設により取り壊されてしまった物件と、ほぼ同じ時期に建造された2階までが商業施設で、上層階は団地のようになっていた

 

「いた」と過去形なのは、以前は2階に書店などがテナントとして入居していたのが、いつの間にか店舗がなくなってしまっていたからだ

 

 

この建物の前を通るときは、気になっていつも見上げてしまうが、店舗部分以外の窓はすべて真っ暗なので、どうやら2階から上は現在デッドスペースになっているように思える

 

この建物の向かい側の駅寄りにあるドラッグストアの横の路地を入ると……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当ブログで何度も取り上げているお気に入りの廃看板建築がある

 

そのすぐ並びにあるのが「近藤家」のオーナーと同様に一時期、今は無き家系ラーメン四天王のひとつ「六角家」の店長を勤めたオーナーが経営している「てっぺん家」がある

 

 

つまりこの店は吉村家→六角家→てっぺん家と、由緒正しい正統派の直系なのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

この店に入るのは、おそらく3年ぶりぐらいだと思うが、出て来たラーメンの外観は前回訪れたときと、ほとんど同じに見えた

 

ところが、ラーメンではなく店の雰囲気に何やら異変というか違和感を覚えた

 

 

まず最初に感じた違和感は店内には活気というものが皆無で、この日は土曜日の夕食時なのに客がひとりしか入っていない。以前なら土曜日のこんな時間はたいてい満席だったはずだ

 

次に感じた、というか驚いたのは隣のテーブルの上に、一口、二口手をつけただけのラーメンが放置されていたのだ。つまりその席に座っていた客はラーメンを一口、二口食べただけで残して帰ったということが読み取れる

 

 

さらに、以前はいつも(でもないけど)カウンターに入っていたオーナーの姿はなく、アジア系女性のワンオペレーションになっていた

 

 

 

 

 

 

 

 

恐る恐るラーメンを口にすると……。うーん、僕にはこれ以上書くことが出来ない

 

なので、どのような味であったかは、読者諸賢の想像に委ねることにして、何も語らず筆を置きたい

 

 

などと、すっかりラーメンのネタに脱線したが、すぐに終わってしまう東口の商店街だが、東横線のガード下にわずかな店舗が並んでいる

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは見てわかるように昔ながらの酒屋で、広い空間を取った店内だった記憶が残っているが、この荒廃した雰囲気からすると、ずいぶん以前に廃業して放置されているようだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その並びには「昌美堂 元住吉印房」という印章・ゴム印の店があるが、クレハロンテントの上部3ぶんの2ほどが破れて元のファサードが見えていた

 

注目すべきはその外壁のマテリアルで、僕の大好物の擬タイルのブリキ板が使用されていることであろう

 

 

印章店の隣の店舗も明らかに廃業しており、店舗の入り口の部分が、何故かまっ黄色に塗装されたベニヤ板で封印されていた

 

夜の写真だと雰囲気はよいけれど細部のディテールが伝わらないから、3年前に撮影した昼間の写真を貼っておく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あっ、3年前はベニヤ板がオレンジ色じゃん。でも使ってもいないのに、なんでわざわざ黄色に塗り直したのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

じつはこの物件、看板建築であると同時にトンガリ物件でもあり、いつまでも残してほしい建物だが、この荒れっぷりからすると近い将来解体されてしまうことは、まず間違いないだろう

 

 

余談だが、この写真を撮影している立ち位置の左側には以前古書店があり、何度か買い物をしたことがあるが、いつの間にかなくなっていた

 

町の古書店がブックオフに駆逐されてしまう以前には、元住吉に3軒、武蔵小杉に2軒、新丸子に3軒の古書店があった

 

 

新丸子には一時期、日活ロマンポルノの女優として知られた東てる美が経営している古書店もあった

 

こういった芸能人が経営している店に本人がいることはまずないが、どういうわけか何度か本人を見かけたことがあり、とくに化粧っ気もなく普段着なのに滲み出るような色気があり、ちょっとドキドキした記憶が残っている

 

 

彼女は現在67歳だそうだが、ネットで検索して出て来た写真を見ると、そこらの67歳なんてほとんどお婆さんだが、いまだに「女」の魅力があり、さすが女優は違うと驚いた

 

 

という、どうでもいい話に脱線したところで……続く

 

 

 

 

 

 

†PIAS†

 

 

 

 

 

 

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