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🛀 滝野川・御代の台中通り商店街に出る 

 

 

 

 

またしても休日は雨である。今年は日曜日に雨が降る確率が異常に高くないか?

 

僕は基本的に日曜日が休みなのだが、平日の休みもわりとあるので「よし月曜日は休みだから散策に行こう」などと考えていると日曜日は晴れたくせに、なぜか月曜日に降るのだから始末が悪い

 

 

今回の散策も予定を立てたのに雨で一度流れ、そんなこともあろうかと設定していた予備日に出掛けた

 

さてその散策であるが前回の滝野川シリーズでは、珍しく早い時間からスタートしたのが裏目に出て、この滝野川地区に差し掛かった頃合いが陽射しのピークと重なって、ロクな写真が撮れなかった

 

 

したがって、前回、今回と紹介する物件がかぶってしまうが、前回のは見なかったことにして、新たな気持ちでお付き合い願いたい

 

 

 

 

 

 

 

 

有形文化財に指定されている銭湯「稲荷湯」、隣にある出桁造りの工務店(?)を見たあとは、前回は散策しなかった国道17号線方面に向かうが……

 

上の写真の波板物件から先は新しい建物ばかりの住宅街になってしまったので、少し先の細い路地を左に曲がると

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんとなく見覚えのある風景が見えたと思ったら意図せず前回も取材した、わりと古い建物が残っている「御代の台中通り商店街」に出てしまった

 

しかし、この意図しない展開のおかげで前回の取材で大きなミスを犯していたことに気付くことになる

 

 

この商店街は陽射しの関係で、わりと普通に写真が撮影できたので今回はスルーの予定であったが、これも何かの縁と思って、墨田区京島にありそうな戦前物件の長屋を撮影する

 

 

 

 

 

 

 

 

ついでにお気に入り物件の「ブティック miya」を撮影して、その先にすすもうと思っていると意外な光景が目に入ってきた

 

 

 

 

 

 

 

 

うげっ、マジか! なんと前シリーズの記事で廃業していると書いた「御菓子司 虎月」が営業しているではないか!!

 

ここで言い訳させていただくと前回の取材のときに、なんとなく荒廃した気配が漂っていたから、現地でGoogleマップを開いて確認したことは言うまでもない

 

 

ところがマップにはピンもなく廃業した店舗を表記する黒い文字で屋号が記されていた。もちろん念のためそこをタップしたが、店の外観写真はあったが店舗情報も口コミも一切なかった

 

これは完全に廃業してしまった店舗のパターンなので、僕は廃業していると判断してしまったのだ

 

 

いつもならここで更に念を入れて検索するのに、何故かこの日は先を急いでいたこともあり、それを怠ってしまいこのような間違いが起きてしまった

 

 

これは交通事故が起きる状況と似ている。いつもなら必ずその交差点で一時停止するのに、その日に限って……というパターンである。今回は完全に僕の不注意が招いた事態で恥じ入るばかりだ

 

それにしても、十年ぐらい前から廃業している店が記載されていたりするくせに、現役の店が記載漏れしている例はかなり珍しい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「御菓子司 虎月」のところで旧中山道に戻り「ウヅマキ正宗 山田屋酒店」や店に入っただけで怒鳴られるという噂の古書店などを撮影しながら先にすすむ

 

ところで今回は、タイムリミット(日没)ギリギリまで散策するつもりなので、前回のゴールであった板橋駅から先に向かう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

残念ながら廃業してしまった「東洋不動産」を横目に見つつ……

 

 

 

 

 

 

 

 

前回は撮影しなかった看板建築の町中華を過ぎると

 

 

 

 

 

 

 

 

埼京線の踏切があり商店街は、その先にも続き国道と首都高速中央環状線を越えたところからが、かつての江戸五街道のひとつ中山道の最初の宿場町である板橋宿だ

 

以前の散策のときには埼京線の線路際に、バラック建築の店舗廃墟などが残っていたが、久しぶりに訪れると跡形もなく消え去っていた

 

 

 

 

 

 

 

(2017年撮影時)

 

でもまあこれは解体されちゃってもしかたないね。駅前から徒歩5分ぐらいの場所だし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

踏切を過ぎて旧中山道に続く商店街は、駅チカというのともあり古そうな建物はほとんど残っていない

 

 

片流れの戦後型看板建築が並んでいたが、真ん中の建物だけ取り壊されて更地になり歯抜けになっている状態は、下町でもよく見かける光景で、おそらく地上げが上手くいっていないのだろう

 

駅のこちら側には、もう戦前物件は残っていないが、国道を越えて板橋宿に入ると素晴らしい物件が残っているはずだから、日暮れて真っ暗になる前にその物件だけは撮影するつもりだ

 

 

ちなみに、この場所も昔は片側アーケード商店街であったが1980年代には屋根が撤去されてしまったようだ

 

 

ところで最後の黄色いクレハロンテントの看板建築に注目。この建物、こう見えてじつは……

 

 

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

†PIAS†

 

 

 

 

 

 

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