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🐢 ⑬波板物件と平間商栄会商店街の衰勢 

 

 

 

 

 

平間駅の商店街は、南武線の線路に沿って展開しており、距離的にその部分が全体の3ぶんの2を占めている

 

残りの3ぶんの1は今まで紹介してきた通りが、駅前をすぎたところで直角に曲がって南武沿線道路の少し先まで続く平間銀座商店街で、客足的には圧倒的にこちらがメインストリートであろう

 

 

などと言葉で言っても地元民以外の者には、ちんぷんかんぷんだと思うから、地図で具体的に説明すると……

 

 

 

 

 

 

 

 

南武線の線路の右側を画面を左上から↘️右下に貫く通りが「平間商栄会」商店街である

 

セブンイレブン川崎北谷町店から平間の駅をかすめて「松本商店(株)平間店」のあたりでカクッと直角に曲がっているのがわかると思う。道なりではあるが駅前から先が「平間銀座商店街」のようだ

 

 

地図では商業地区を示すオレンジ色は、南武沿線道路の手前で終わっているが、実際には「ミニストップ上平間店」の右横の少し先まで続いている

 

 

ところで前回の記事に、商店街の店舗は全盛期の半分ぐらいに衰退したと書いたが、それは決して大袈裟な表現ではなく隣駅の向河原方面から平間商栄会商店街に入ってすぐのところは

 

 

 

 

 

 

 

 

かつてはこのように手前から惣菜店、右側に精米店、その奥に青果店と、商店街らしい風景があったが、同じ場所の現在の様子を見ると……

 

 

 

 

 

 

 

 

画面左手奥にある工務店とヤマハ音楽教室以外は、すべて廃業して店舗がなくなり商店街らしい雰囲気は皆無になっている

 

この地点から少し平間駅方面にすすんだ場所を、2009年のストリートビューからキャプチャしてみると

 

 

 

 

 

 

 

 

ご覧のように、見るからに庶民的で活気のありそうな商店街の風景が駅のほうに続いているのが確認できる

 

ところが、こちらも現在の同じ地点を見ると……

 

 

 

 

 

 

 

 

右側にあったトンガリ物件の茶舗は建物ごと消え去り、左側にあった青果店はシャッターが閉ざされ軒先のクレハロンテントもなくなって、店舗というよりも倉庫なような雰囲気になってしまっている

 

そして、この少し先には前回の記事のメインのネタにした「南武ストアー」があったのだから、少なくとも2010年頃までは、それなりに繁盛している商店街だったことがわかる

 

 

ちなみに、一連のキャプチャ画像のいちばん上の画像の惣菜店では、何度かコロッケとかメンチカツなどを購入したとがあるが、けっこう美味しい店だったので廃業したのは残念でならない

 

 

十年ひと昔とよく言うが、その十年ちょっとのあいだに、商店街の衰退は顕著に進行してしまったようだ

 

 

その先、平間駅が近づくにつれて商店街は活気を取り戻すが、十年ちょいまでは個人商店ばかりだった町並みに、ドラッグストアやコンビニが進出している点も見逃せない

 

しかし、そんな駅前付近にも……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな見事なブリキ波板錆び錆び看板建築が残っている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

向かって左側の店舗は、軒先のクレハロンテントも骨組みだけしか残っていないが、2009年のストリートビューを見ると「バラエティショップ マミ」という、雑貨屋のような店が映っていた

 

しかし、その当時の映像の段階ですでに廃業しているような雰囲気なので、おそらく十年以上放置されているのではなかろうか

 

 

駅前を過ぎて直角に曲がる平間銀座商店街は、メインストリートだけに中型のスーパーなどもあり、夕方などはけっこう賑やかな商店街で、したがって、ほとんどの建物はビルに建て替えられてしまっており、見所はほとんどない

 

 

 

 

 

 

 

 

かつては銀座商店街の裏手に、こんな見事な看板建築の飲み屋街があったけれど……

 

 

 

 

 

 

(2018年撮影)

 

ある日通りかかると解体されている最中で、その後はどうでもいい建物に建て替えられた

 

とくに見所のない平間銀座商店街ではあるが、駅前から離れた南武沿線道路の直前に……

 

 

 

 

 

 

 

 

多少、面白味のある建物があり、真っ青に塗られたこちらの「亀ヶ谷酒店」などは、けっこうお気に入りの物件である

 

 

 

 

 

 

 

 

南武沿線道路をわたり商店街のほうを振り返ると左手に入母屋屋根のこんな建物が見える

 

遠目にも「無煙焼肉 牛鈴」と記された軒先のクレハロンテントが白っぽく退色しているため、なんとなく荒廃した気配が感じとれるが……

 

 

 

 

 

 

 

 

その印象のとおり、ご覧のように今ではほとんど見かけない蛇腹状の入り口のシャッター(というのか?)は錆びついて、こちらの物件もずいぶん以前から放置されているような雰囲気である

 

ということで次回は、この建物の詳細を見たあとで南武沿線道路の先の平間銀座商店街に向かう

 

 

 

 

 

 

 

†PIAS†

 

 

 

 

 

 

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