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👞 続々・最近食べたものと着た服とか行った場所 

 

 

 

 

 

 

シリーズの記事のあとは、恒例になったテキトーな日常雑記で息抜きをする

 

唐突だがこのところ、危機的状況に置かれている。何がって「体重」がである。以前ドヤ顔で「スイーツ断ち」をして半年で4キロ落としたと自慢した

 

 

 

 

ところが、そこに恐ろしい落とし穴があったのだ

 

スイーツをやめたのだから、他の好物であるラーメンやカレーはいくら食っても大丈夫だろう……という甘えた考えで週に5食ぐらいラーメンやカレーを好き放題食べていた

 

 

考えてみればラーメンというのは、塩分、糖質、脂質、炭水化物の宝庫である。カレーにいたってはインド系のサラサラのやつを除く洋食系のやつなどは、まさに脂の塊といっても過言ではない

 

そう、恐ろしいことに、せっかく4キロ落としたのに、1キロ以上リバウンドしてしまったのだ。これではズラリと揃えたウェスト30インチのパンツ類が穿けなくなってしまう

 

 

今さら大きなサイズでヴィンテージのパンツ類を購入したら、古着絶賛高騰中の現在、おそらく原付バイク数台ぶんの出費になることは間違いない

 

なので、古着禁止令に続き今度はラーメン自粛令を発動することに閣議決定した。「禁止令」ではなく「自粛令」なのは、少なくとも週に一度ぐらいは食べないと禁断症状に苦しむこと請け合いだからだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近いちばんハマっている高円寺の長岡ラーメンの「麺屋 かむい」などは、ひどいときには週2で食べていたのだから呆れる

 

しかも、中3日ぐらいで、わざわざ高円寺まで赴いて食べていたのだから、これはもう立派なラーメン依存症と言えるだろう

 

 

あー、でも生姜の効いた少し甘味のあるこの透明感のあるスープに、トロっと柔らかいチャーシュー、コリコリしたシナチク、それに絡むスープの脂と多加水の麺……

 

思い出しただけで、思わず高円寺に向かいそうになる自分が怖い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「麺屋 かむい」のラーメンを食べた数日後、またしても高円寺へ

 

この日は最近よく情報交換をしている某古着屋の普段店に立たないバイヤーと雑談したあと、やはりラーメンが食べたくなったが、さすがに先週は「麺屋 かむい」は2回も食べているので、普段あまり食べていないラーメンが食べたくなった

 

 

そこで、何もラーメンじゃなくてもよくね? という意見もあろうが、カレーでも牛丼でもなく僕はラーメンを食べたいのであって、したがって他の選択肢はない

 

 

 

 

 

 

 

 

濃厚豚骨味噌ラーメンの「じゃぐら」にしようかと思ったが、駅からかなり離れているので、夜勤明けで疲れていたこの日は駅のすぐ近くにある、ごく普通の味噌ラーメンの「らーめん 一蔵」にした

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、このごく普通の味噌ラーメンってのがまた美味い

 

鹹水多めの黄色い麺に、炒めたもやし、タマネギを乗せたオーソドックスな味噌ラーメンというのも、時おり無性に食べたくなるのは何故だろう

 

 

結局、ほとんどスープも残さず完食。これじゃあ太るわけだぜ

 

 

 

ちなみに古着禁止令は、いまだに発動中なので古着屋に行く頻度は大幅に減少し、下北沢、高円寺には週イチぐらい。しかも回る店舗も大幅に減らしたので、その代償行為としてラーメン頻度が極端に上がったものと考えられる

 

そこで、古着屋に頼らない遊びを……と、考えるとやはり「散策」というのが電車賃ぐらいの出費で済むため有力候補で、これからは記事の密度が増す予定だ

 

 

 

 

 

 

 

 

ところで、僕が乗り換えで頻繁に利用しているのが東急東横線とJR南武線、湘南新宿ラインが交差しているタワーマンションだらけの 武蔵小杉である

 

 

昔はじめじめとした湿地帯で、田圃や畑にすることもできず工場とグランドしかなかった荒れ地に、タワーマンションを建てるのがいかに愚劣な行為なのか、僕は以前から警鐘を鳴らしていた

 

すると、僕が予想したとおり水浸しになって大騒ぎになったが、そんなものは武蔵小杉がどのような場所だったのか、少し調べればアホでもわかることなのに、いまだにタワマンを造っているのだから開いた口がふさがらない

 

 

という話はともかく、昔はイトーヨーカ堂と東急ストアぐらいしかなかった武蔵小杉にもタワマンの脇に、けっこう巨大なショッピングモールができた

 

常々書いているように僕はショッピングモールが大嫌いだが、このショッピングモールには何度も足を運んでいる。といっても買い物をするわけではなく……

 

 

 

 

 

 

 

 

フードコートにある「銀だこ」に、たこ焼きを食べにゆくためである

 

関西人が見たら怒り出すようなこの関東式のたこ焼きを「たこ揚げ」にした銀だこは、けっこうエポックメイキングな食べ物だと僕は考えている

 

なぜならば、関西式のやつはその場で熱々を食べないと美味しくないが、こちらは「お持ち帰り」にして帰宅後レンチンでもそこそこ美味しく食べることができるからだ

 

 

まあ、面倒臭いから、いつもフードコートで食べてるけどね

 

 

 

後半は、これまた恒例の最近のスタイル

 

 

 

 

 

 

 

 

戦闘機などのパイロットが着用するフライトジャケット。これは和製英語でアメリカではフライングジャケットと呼ばれている

 

僕はこのフライトジャケットが大好物でアメリカのヴィンテージを6着、カナダが2着、フランスは1着持っているが、もっともユニークなのがこちらのカナダ軍のMK-4フライトジャケットである

 

 

これはアメリカ軍の名作B-15シリーズをパクったものだが、ジッパーが斜めなこと以外ほぼ丸パクりだったMK-3とは異なり、ライダースジャケットのような雰囲気にすることによって独自の魅力を発揮している

 

と、このようにライダースジャケット的な服を着ておきながら、僕はライダースジャケットという、ちょっとお洒落なひとなら大抵持っているアイテムを持っていなかった

 

 

それは何故かというと「似合わない」からだ。なので以前持っていたショットのシングルライダースは、結局、売却してしまった

 

だがしかし、似合おうと似合うまいと、これだけは手放せないという一着がある

 

 

 

 

 

 

 

 

それがこちらのマンクスレザーのダブルライダースジャケットである

 

マンクスとはマン島のことで、ブリテンともスコットランドともアイルランドとも違う文化を持つイギリスの島だが、伝統的なクレイジー公道バイクレースである「マン島TTレース」で知られている

 

 

このマンクスレザーは、そのマン島で、ごく少数が注文生産されてる極めて稀少なライダースジャケットなのだ

 

 

 

 

 

 

 



僕はロッカーズやロックスターに憧れたことはないし、ハーレーを駆るアウトローバイカーにも興味がない

ロックに関しては、かつてアルバムを1000枚は所有していたが、僕の好きなカテゴリはプログレッシブロックやポスト・音響系なのでロックファッションとは相容れない

したがって、ルイスレザーやハイウェイマンを着る理由もないし、ラングリッツやレザートグスやブコにもとくに興味がなかった

 



だが、レザーを纏った憧れの人物がいないわけではない

1980年代のHONDA UKに「ロケット・ロン」と異名を取ったロケットのように素早いスタートダッシュで知られるロン・ハスラムというGPライダーがいた



彼は誰よりもスタートダッシュが速く、押しがけ一発、たとえグリッドが3列めでもトップで第一コーナーに突っ込んだ

もちろんスタートが速いだけではなく、マン島TTレースを征したり、elf HONDAに乗っていたときには、HONDAから新型NRエンジンの供給が遅れ、やむを得ずシーズンの半分を古いエンジンで走ったが、年間総合ランキング4位を獲るという不屈の男でもあった

 



そんな彼が着ていたのがマンクスレザーのレーシングスーツである

マンクスレザーは、かのワイン・ガードナーやジェイ・ダンロップなども着用していたが、やはり僕のなかではロン・ハスラムだ

ところが、このマンクスレザーというファクトリーは、マン島TTレースが開催されるマン島にあり、しかもオーダーメイド専門でルイスレザーやハイウェイマンのようにお店で買うことができない


まさかレザージャケットを作りにマン島まで行くわけにもいかず、マンクスレザーの製品は僕のなかで永遠の幻であった

最近になって吊しの服も作るようになり、たしかネペンテス、ソニックラブなどが別注をしているが、やはり欲しいのは本物のカスタムメイド製品であろう


このジャケットをオーダーしたライダーは、相当マニアックな“わかってる”やつだ。というのはガチのライダー専門店で造ったのに、肩や肘のパッドをつけない仕様になっている

 

ルイスのようなイギリス系のライダースは、着丈が長いのでロンジャンと呼ばれているが、これはそのロンジャンよりも若干着丈が長い



そしてライダースジャケットにつきものの目立つジッパーやアジャスターなどの金物を、なるべく排除してシンプルに仕上げているのだ

 

使用しているホースハイドは、拘束衣のごとく固いイメージの革ジャンのイメージを覆すほど柔らかく動きやすいのは、おそらく革質と仕立ての相乗効果だろう

以上の仕様からハードなライディングではなく、ベロセットやマチレスなどの古い単気筒エンジンのバイクで景色を眺めながら、のんびり走ることを想定したのではないかと思われる

 

発注した英国人の背丈は僕と変わらず僕の体格より、わずかにマッチョな体型だったようで、タイトすぎず若干ユルいところも冬物としてちょうどよい

ということで僕にとって、これが最初で最後のダブルライダースジャケットとなったのである
 

 

 

 

 

 

 

†PIAS†

 

 

 

 

 

 

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