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🐰②宮原駅まで旧道らしき道をゆく  

 

 

 

 

 

 

タイトルバックの写真は前回の記事にて紹介した廃屋ばかりの商店街の残滓である

 

日進駅から続くこの道沿いの商家は壊滅していたが……

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらも前回の記事に写真を載せた西松屋のある交差点のあたりには、まだ生き残っている店舗があり、他人事ながらホッとした気分になった

 

といっても、なんのことやらわからないと思うので、またしても地図のちからを借りる

 

 

 

 

 

 

 

 

地図の真ん中あたりに「西松屋さいたま日進店」がある。この場所からだと日進駅より宮原のほうが近いようにしか見えないのに、なぜ日進店なのかがよくわからない

 

知名度としては、七夕通り商店街があるぶん、日進のほうが名前が通っているのかもしれないが、埼玉県が地元ではない僕には、今一つ判断がつかなかった

 

 

ちなみに日進の七夕祭りは、イベント事の少ない大宮地域では最大の祭りで毎年七夕祭りには、20万人の観客が訪れる一大イベントであるが、もちろん例の騒ぎで去年も今年も中止になっている

 

 

 

この西松屋さいたま日進店のすぐ左側で宮原駅前から延びる通りが、「<」という状態になっている。おそらく「<」の下側の細い道が旧道で、駅前から延びる通りは駅に合わせて新たに敷設した道であろう

 

 

その旧道の部分にだけ……

 

 

 

 

 

 

 

 

このように現役の店が固まっていた。残っていたのは食堂、食料品店、クリーニング店、郵便局、そしてここでも床屋である

 

おそらく先ほどの廃業した店が現役であったら、ちょっとした商店街だっただろうに、なんとも寂しい現状と言えよう

 

 

当ブログで常々書いているように、ちょっと寂れた商店街は、なぜか僕の心に刺さる。なかでも駅もなんにもないところにある商店街が好きで、なぜそうなのかは自分でもよくわからない

 

そのような形態の商店街は、年々減少の一途を辿っており、あまり見ることができないのが残念だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

商店街(元)の裏手には、敷地が軽く300坪はありそうな農家があったけれど、屋敷の規模と比較して耕作面積は家庭菜園に毛が生えた程度だったから、おそらく畑のほとんどは宅地化されてしまったのだろう

 

そのすぐ先を埼玉県の大動脈、国道17号線バイパス(中山道)が通っており、信号をわたったところに、セカストの埼玉県旗艦店のスーパーセカンドストリートがある

 

 

スーパーセカンドストリートは本厚木にもあるが、あちらは、ここ最近ダメダメで、こないだ訪れたときも古着は皆無であった

 

こちらの店は、以前訪れたときは、掘り出し物があったのに、久しぶりに訪ねると、古着はほとんど見当たらず単なるリサイクルショップ的な品揃えにガッカリしたので、さっさと切り上げて宮原駅に向かうことにした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新しく敷設された駅前通りには、見るべきものが何もないことは知っていたので、西松屋の裏手の旧道と思われる道をゆくと、さっそく気になる半もじゃハウスがあった

 

敷地内には、廃屋化した平屋看板建築があったので、昔は何か商売をしていたのかもしれない

 

 

と、思ったら建物の前の空き地に気になるものが!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜこんなところにトラクターが? と、思って反対側に回りこんでみると

 

プレハブ売ります3連棟」という文字が記されたベニヤ板の看板が。えっ、プレハブ屋さんなの??

 

 

それにしても3連棟のプレハブ小屋なんて、山奥のダムの建設現場以外で、あまり需要があるとは思えないんだけど、なんとも不可解な看板で、埼玉県ではプレハブ小屋が流行っているのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

その向かい側には、立派な薬医門を構えた屋敷があったが、あまり手入れされているようには見えず、なんとなく荒廃感が漂い荒れ屋敷のようだった

 

 

 

 

 

 

 

 

その先を鴻沼排水路が開渠で横切っていた。この東側には芝川が、西には鴨川という用水路が流れているので、かつては穀倉地帯だったものが住宅街に上書きされたことがわかる

 

東京の場合は、都市化の勢いが埼玉県と比較して急速かつ強引だったせいか、郊外はともかく、このように都市部を開渠で流れている用水路は皆無になってしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鴻沼排水路のすぐ先はもう湘南新宿ラインの線路で、踏切の脇に宮原駅のホームが見えた

 

踏切をわたるともう駅前の商業圏に入るので、成り立ちの新しい町だけに、さほど期待は持てないだろう

 

 

とはいえ、このもう一筋向こうは、旧中山道なので、ちょっとは期待しているのだが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日は、あまり歩くつもりではなかったので、ヴィンテージの小笠原シューズ製のワシントン靴店のストレートチップを履いて来てしまったが、先日ハーフラバーを貼ったので靴底が減ってもへっちゃらだ

 

驚いたのは、もうけっこう歩いているのに、この靴がまったくのストレスフリーなことで、ハンドソーンウェルテッドの靴の返りのよさを実感することができた

 

 

コットン生地のベストはエンジニアガーメンツ、パンツは80年代頃のイギリス軍のグルカである

 

 

 

続く

 

 

 

 

 

 

†PIAS†

 

 

 

 

 

 

 

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