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📚 ③本千葉駅付近をうろうろしてみる 

 

 

 

 

頭のなかに唐突にメロディが浮かんでくることがある。すると、どうしてもその曲が聴きたくなるのだが、その曲が入ってるCDを所有していないときが困りものだ

 

以前、いきなりキンモクセイの「二人のアカボシ」が聴きたくなったときは、CDを持っていないから、ブックオフをハシゴして、数日後ようやく中古を入手した

 

 

先日は、いきなりイタリアのポップス、それも80年代のマティアバザールのメロディが脳裏から離れず、千枚近いストックのCDラックを発掘して発見し、30回ぐらい聴いて満足した。昔買っておいてよかったぜ

 

まあ、マティアバザールなどは、よほどマニアでないと知らないと思うが、当時は日本でも曲がCMなどに使われたりして、そこそこ知られていたグループで、JETというプログレバンドに、アントネッラという女性ボーカリストが加わってポップスグループに変化したバンドだ

 

 

 

 

 

プログレバンドの頃も耳について離れないメロディが特徴だったが、ポップスになって、それが洗練されたのはジェネシスと経緯が似ているけれど、なんといってもアントネッラのボーカルが凄まじい

 

よくマスコミなどが日本のシンガーのことを歌唱力が……などと持ち上げているが、アントネッラの歌唱力を耳にしたら度肝を抜かれるであろう

 

 

イタリアはカンツォーネの国だからか、おしなべて女性ボーカルのレベルが高く、僕の大好きなアリーチェなどは(あの)ピーター・ハミルとデュエットして、“低いほう”のパートを歌うのだからスゴい
 

 

 

――という前おきはともかく、千葉駅の構内にある富田でラーメンを食べて満足したので、古着屋に向かうことにするが、お目当ての店は、千葉中央駅から行ったほうが若干近いロケーションにある

 

 

なのに、なせ本千葉駅からゆくかというと、本千葉駅から歩いてすぐの場所にある“千葉ならではのある物件”を撮影するためだ

 

その物件については、以前千葉駅の周辺を扱った記事に、ついでに載せようとも考えたのであるが、千葉駅からはけっこう距離があって諦めたという経緯があったから、そのリベンジの意味もある

 

 

本千葉駅周辺は、何度か車でとおりかかったことがあるだけで、駅を降りるのは、今回が初めてだった

 

改札を抜けると普通なら飲食店やドラッグストアなどがテナントで入っていそうなガード下の店舗がブックオフで驚く。せっかくなので文庫本や雑誌を漁るが収穫なしだったので、さっそく駅の周辺を散策してみよう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このあたりは、千葉駅からさほど離れておらず、本千葉ならではの風情などといったものはなく、まだ千葉駅の商圏の延長線上にあるような都会的な風景であった

 

駅を降りてブックオフの前から交差点を見ると、いきなり古民家をリノベーションしたような「本千葉 ほるもん」という店があったが、あとは面白味のない眺めだったから、JRのガードをくぐって反対側に移動すると……

 

 

昔からやっていそうな青果店と、その向かい側には大きな入母屋屋根の建物があって驚いた

 

なんか大袈裟な住宅だなあ。と、思って周りを観察してみると、その建物がある手前の駐車場に「宗教法人」の文字を見つけてガッカリする

 

 

この先には房総往還が通っているので、そちらも見たかったが時間的な余裕がないから再びガードを抜けて、今度は高架線の線路に沿った町並みを見にゆくと 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すっかり新しくされて無味乾燥な風景にされた町並みの一部分だけに、えらく古そうな一画が残されており、大好物な風景にテンションが跳ね上がった

 

 

手前にあった廃屋は、よく見ると方形屋根の形状をしていて、房総半島の入り口に来たんだなあ。と、感慨深く眺める

 

方形屋根の奥に見える二階建ての家は、窓がヘンテコな並び方をしていて、赤線の建物を連想させるが、なぜこんな並びの窓にしたのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

廃屋の奥にも戦前物件と思われる、ヘクソカズラに侵略されたやはり方形屋根スタイルの平屋があったけれど、なんとなく私有地のような雰囲気だったので、近くで見ることができなかった

 

一連の建物の裏手にも古そうな家があったが、そのような物件は写真を載せた建物だけで、あとは日本全国どこにでもありそうな味気ない住宅街しか見当たらなかった

 

 

こちら側は、もう見るべき物件はあるまいと、駅前に戻ると……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

駅のど真ん前に、いきなり味わい深い廃屋があって度肝を抜かれた

 

しかし、その周辺には新しい建物しかなく、どうやらこのあたりも再開発されてしまったようで、興味を失い目的地に急ぐことにした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目的地の寸前にも先ほど見かけたような巨大な入母屋屋根の建物があったが、これはどう見ても先ほどと同じように宗教法人関係の建物だろう。と、ズームで撮影しただけでスルーした

 

 

 

 

 

 

 

 

目的地までの道筋は、すっかり再開発されたあとのようで、戦後型の看板建築があったほかは、新しい建物ばかりであった

 

などと嘆いていると、5分も歩かないうちに目的地、じゃなくて目的物が見えてきた

 

 

 

 

 

 

 

 

見よ! この無駄にSFちっくな構造物を。これが千葉都市モノレールの県庁前の駅前にある円形歩道橋である

 

蘇我に向かう友人のシビックの車窓から、初めてこれを見たときには「千葉やるなあ」と驚愕したものだ

 

 

ということで、次回はこのSF映画に出てきそうな現実感のない無駄な歩道橋を紹介しよう。存在意義は置いといて、少なくとも“見るているだけ”なら、とても楽しい物件なので期待して待て!

 

 

 

 

 

 

†PIAS†

 

 

 

 

 

 

 

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