家の中のそうじをしていたら、「ぶらあぼ」というフリーペーパーのクラシックの情報誌が出てきて、何となくパラパラとページをめくっていたら…

牛田智大くんが出てきました。

牛田くんといえばこのブログでもご紹介しましたが、12歳でCDデビューしたという天才ピアニスト。

女の子みたいにかわいいルックスで感情豊かにピアノを弾きこなし、驚いたものです。

彼も高校1年生になったみたいで、今、モスクワ音楽院のジュニア・カレッジに在籍しているのだそうです。

で、その記事によると、牛田くんはロシアのミハイル・プレトニョフという有名な指揮者の方の指導を受けていて、そのマエストロに、「スクリャービンのピアノ協奏曲が合う」と言われたそうです。


スクリャービンのピアノ協奏曲のCD

そういえば、スクリャービンのピアノ協奏曲、CDで聴いたことあるんですけど、「えっ、こんないい曲なの!?ヽ(゚◇゚ )ノ」と、びっくりするほど美しい曲だったことを思い出しました。

先日、友人と会った時もこの曲の話題が出て、「あの曲、いい曲よね~」と、お互いに言い合ったものでした。

いやー、スクリャービン・マニアでない限り、知っている人はほとんどいないでしょうね。

ちょっと、かくしておきたいような気もしますが、1楽章だけちょこっとお聴かせしたいと思います。


●スクリャービン:ピアノ協奏曲 嬰ヘ短調 Op.20 第1楽章


ショパンのようでもあり、ラフマニノフのようでもあり、でも、和音の分厚さと転調の感じがやっぱりスクリャービンなんだなぁ…と、卒業試験でスクリャービンのソナタを弾いた私は、試験曲を練習していた頃をなつかしく思い出したりして…


では、甘く、しかもかげりや憂いも感じられる後期ロマン派の独特な世界観を味わってみて下さいね('-^*)/