さすがに会社の人からも
「また映画観に行くんですか!?」
と言われた。だって出てんだもん。
フロントラインやでっちあげと違って
今作は緊迫した映画というよりは
雰囲気を感じるような
エモ系映画なのかなと思って
観に行くつもりはあんまりなかったんだけど
ここまできたら今作も観ようと。
舞台は長崎。
主人公は幼い子供を亡くしており
奥さんとは別居している。
働いていた造船所も潰れて無職。
そんな彼のもとに妹が訪れて
娘を預かってくれ、と押し付けられる。
17歳の姪っ子と擬似親子のような
生活を送りながら未来へ進む話。
長崎なので登場人物は姪っ子以外全員
九州の方言を喋る。
ところどころリスニングが難しい。
光石さんは主人公の元同僚の役だった。
同じく造船所で長年溶接の仕事一筋だったが
仕事がなくなってしまったため
タクシードライバーになったばかり。
半袖シャツにネクタイにベストの
制服が最高です、ありがとう。
フロントラインの轟は
嫌なテレビプロデューサーだったし
でっちあげの段田校長も
重々しく眉間に皺寄せてる場面が多かった。
なので今作の役、持田は
陽気に笑って、酒を飲んで騒いで
それでも年上らしく喧嘩の仲裁もしたりして
とても光石さんらしい役で良かった。
福岡出身の光石さんが
九州の方言で話してるだけでも嬉しい。
柄シャツを着て、酒の席で胴上げされたり。
千鳥足で歩きながら
「長崎は今日も雨だった」を歌いながら
若いヤツにコーラスを強要したり。
酔い潰れて扇風機にあたりながら爆睡したり。
ムードメーカーな愛されおじさん。
堪らないなー!と思いながら観てたら
突然死んだ。えぇ…………
本当に前触れなく突然の死。
主人公は狼狽えていたが私も頭真っ白だよ。
通夜?葬儀?の看板だけうつって
あっさり出番終わり。
くそう、やられた……!!まだ序盤だが!?
そのあとの内容は
あんま頭に入ってこなかった。
「主人公が未来へと進む話」
と書いたのはパンフレットの受け売りだけど
実際ハッピーエンドかと言われると
ちょっと微妙な気はした。
光石さんが演じた持田は途中で死ぬけど
それ以外のほかの、主人公の周りの人たちも
全員何らかの形でいなくなって
ラストは彼1人きりになる。
一度リセットされたからこそ
また時間が動き出して
次に進めるのかもしれないけど
この先どーすんだろ…という感想のが大きい。
3週連続で光石さんが出る映画を観て
最後に死んで終わるとは思わなかった。
舞台挨拶は悉く落ちた。
でもきっとまたチャンスはあるでしょ…
こんだけ売れっ子なんだから。
