2566追加公演 | ペッターの話

ペッターの話

延々と1人でブツブツやってる

4月30日と5月1日に平沢さんのライブへ行った。

5月1日は昼夜の1日2公演という

パワフルなスケジュール。

4月1日に70歳になった人のスケジュールとは

思えない。


2566とはライブの公演名を指す。

元々は去年の9月に

大阪と東京で行われた公演だった。

それの追加公演が今回のライブにあたる。

9月は大阪2公演が外れてしまったため

東京1公演しか行けなかった。

大阪2公演分も配信で観たが

私が大好きな曲が2つも大阪限定で行われ

全通できなかったことを悔やんだので

今回は全通した。


今回はスタンディングライブだった。

コロナ禍で座るライブへシフトしたものの

平沢さんのライブは本来

スタンディングが基本らしい。

ライブDVDは観たことがあるので

大体の雰囲気は想像つくものの

スタンディングで参加したことがないので

不安がとても大きかった。


まず、見えるのか。

私は女性の平均身長程度なので

男性が前に立ったら見えない。


それから体力が持つのか。

普段仕事でも家でも座りっぱなしなのに

3公演立って観られるのか。


そして、ここが1番問題だったが

ノリたくない場合、棒立ちはありなのか。

ライブは記憶に残そうと必死に観るので

手拍子するのもあまり好きじゃない。

最初に行ったライブが藤岡藤巻というのもある。

騒ぐ系のライブが苦手だ。



追加公演といいつつ

捻くれ者の平沢さんのことだから

セトリを大幅に変えてくる可能性も

大いに考えられた。

どうするのだろう、とドキドキしながら

迎えた初日。

近場でリモートして定時後すぐに向かったが

到着は開演ギリギリとなり

上手側のかなり後ろの方だった。

開演前の時点でステージは何も見えない。

あぁ、終わった。

しかしチケット取れない人も多い中で

来られただけでも幸せだ、と言い聞かせた。


ガックリ肩を落としていたものの

いざ始まるとギリギリ平沢さんの

上半身だけは人の隙間から見えた。

遠いけど動きは認識できるレベル。


セトリは本公演と一緒だった。

最後にアンコールで1曲追加されただけだった。

逆を言うと、9月に聴けなかった

大好きな曲を聴くことができたので

本当に嬉しかった。


初日が終わった時点で足がプルプルして

階段を登るのもつらいくらい。

結局後半から人が被ってしまい

平沢さんの姿が全く見えなくなってしまった。

途中から見えなくなる可能性もある点が

スタンディングの悲しいところだ。



翌日の昼公演は真逆から観てみた。

整理番号が終盤で、入れたのは

開演10分前くらいだったが

ギリギリ比較的前の方の壁際に潜り込めた。

しかし人の壁は厚く、精一杯身体を伸ばして

上半身が見えるような状態だった。

途中、1曲だけステージの端まで来てくれて

その時だけは表情もハッキリ確認できた。

絶対勘違いなんだけど

目があったと思えるくらいには見えた。


夜公演も同じあたりの場所から見た。

背の高いカップルが目の前にいたので

2人の間から顔を出して見た。

足が限界で背伸びをすることができなかったが

首を伸ばせば上半身だけは

かろうじて確認できたので助かった。


最終公演のセトリは

9月の東京公演と同じなので

既に一度生で観たライブになるが

初見と同じくらい楽しかった。

今回の追加公演ですごいと思ったのはこの点。

全く同じでも、これだけお客さんを

楽しませて満足させる平沢さんがすごい。

演奏曲は一緒だが

新しいアレンジの前奏が追加されたり

ギターソロが追加されたり

演出が少し変わったり

間違い探しのような違いが沢山あった。

それに、推しのライブは

何回観たって楽しいものだ。

好きな曲は何度だって生で浴びたい。



ところでライブの最中、私は

棒立ちではなかった。

手拍子もするし

然るべきところで手も上げるし

然るべきところで声も出した。

特に声なんてアルフィーさんライブでも

なかなか参加しないのに。

で、これがハチャメチャに楽しかった。

うわーライブ来てる!って感じ。

配信やDVDでは味わえない

会場ならではの一体感が最高に楽しかった。


騒ぐ系のライブも悪くないかもしれない。

でも、スタンディングは

隣の人ガチャや見えるかどうか分からないなど

本番中も不安が付きまとうので

悩みどころではある。


そのあと2日ほど、身体がバキバキ過ぎて

真っ直ぐ立つことができなかった。