2/5 コメント全部読みます | ペッターの話

ペッターの話

延々と1人でブツブツやってる

とりあえずテーマを考えよう。

自分が積極的に頑張らねば

と思い直して

いくつか考えて送った。


で、その中から

「コメント全部読みます」

を藤岡さんが選んでくれた。


が、月曜日は雪予報。

都内でも積雪の予報が出ている。


「リモートとかできますかね?」

と軽く中止を伺うも藤岡さんは

「都内は大丈夫そうだから」

と言う。


月曜日、会社は昼過ぎには

在宅切り替え命令が出て

部内の人たちは次々に帰宅した。

何人かは残り、私もその中の1人。

定時になって即会社を出ると

辺り一面は雪景色になっており

階段を降りるのも怖い。

念の為LINEを確認するけれど

静 炉巌さんが来られなくなった、という

連絡以外には入ってない。


や、やるんですね…。

私は2回、提案しましたからね…。


普段借りているレンタルスペースは

目の前に大きな坂道がある。

そんなところ降りるのは無理なので

回り道をして建物へ入った。

こういう日に限って傘を忘れて

心許ない折り畳み傘。

大きなカバンはビチャビチャだ。


既に後藤さんと藤岡さんが着いていた。

「ペッターちゃん、帰り大丈夫?」

「ほんとですよねー」

こっちは最悪帰れない覚悟で来てるわけで。



配信が終わって後藤さんは

雪もあり先に帰った。

藤岡さん、藤巻さん、私の3人で

レンタルスペースの退室時間まで過ごした。


藤岡藤巻の1年後輩のNという人から

30年振りに連絡があった、と

藤巻さんが藤岡さんに話した。

「30年くらい人と会いたくないって

ずっと連絡を絶ってたらしいんだけど

70歳になってこのままじゃダメだと思って

会いたいと思ったのが

オレと藤岡だったんだって。

人生を振り返ってみて

1番楽しかったのが、学生時代に

みんなで藤岡ん家に集まってた時だった

って言ってた」

これは先日太田さんも掲示板に

書いてくれていたけれど

藤岡さんの家はみんなにとっての

青春の地なんだなぁ。

いいなぁ、そういう関係。


そこから山田さんの奥さんを

デパートまで見にいった話とか

地元友達とのエピソードを

藤岡さんと藤巻さんが変わるがわる

私に対して話してくれた。

なんて貴重な時間だろう。


時間になったので帰り支度をした。

岡「電車動いてる?」

私「えーと、調べてみますね…

あれ、山手線止まってる…!?」

岡巻「えっ、うそ!」

私「運転見合わせの投稿が増えて…

あ、でも待ってください。

ちょっと前に動き出したっぽいです」


藤岡さんとは出たところで別れて

藤巻さんと2人で駅に向かうと

確かに山手線はちゃんと動いていた。

一安心して乗る。

藤巻さんと別れて電車を乗り換えたら

今度はそっちが止まっていた。

再開見込みが無いという。

幸い、別の路線が生きていたので

最寄り駅までは辿り着けた。

そこから自転車を引っ張って

歩くこと20分。

傘をさすと危ないので

コートのフードを被り

コンコンと降り止まぬ雪の中

何度も足を取られながら

ひたすら歩いて帰宅した頃には

カバンもコートもビショ濡れ。


だからリモートにしようって

言ったじゃないですか!

ペッターは今更どうしようもないことを言う。