僕たちに似合う世界 | ペッターの話

ペッターの話

誰も見てないと思いながら書いてる

 

 
 
今月後半の新刊ラッシュはなんなんだ。
 
著者の伊東歌詞太郎さんは
ニコニコ動画の歌い手さんだ。
(以下、歌詞さん)
 
私が好きなピアノ演奏者の
事務員Gさんという方が
"虹色オーケストラ"や
"Stars on Planet"という
コンセプトライブを行った際に
歌詞さんも出演していたため
何度か生歌唱で聴いている。
 
とにかく凄いと思うのは
生で聴いても、まさに
「口からCD音源」
というくらいに歌が上手い。
力強くハッキリした歌声が
非常に魅力的だなぁと思っていた。
 
歌詞さんの魅力をもう1つあげるなら
謎の多いミステリアスなところだと思う。
人気が高く雑誌やメディアに
引っ張りだこだが、素性は謎で
常に狐のお面をしているため
素顔も明かさない。
(ライブでは外している)
 
そんな歌詞さんが、自身の体験をつづった
エッセイを出版すると聞いたら
気になって買っちゃうよ。
 
見開き1ページで1つの話題
というような構成になっていて
かなり読みやすかった。
最近並行して読んでいるのが
夏目漱石だから、現代語なら
何でも読みやすい気もするが
恐らく10代の若者が読むことを
想定して書かれているのだろうな
という印象だった。
 
今回の本で明かされた
歌詞さんの歌い手以前の人生は
想像していないことばかりだった。
小学校時代にイジメにあってたとか
そういう話は割りとありきたりだが
出口を信じて耐えられた、という話は
あまり聞かない。
いや、耐えることが
良いことだとは思わないが。
大体、同じ箇所の骨を6回も折られて
周りの大人が何も対処しなかったのは
どうかと思うし
加害者も全くイジメの自覚が
無かったというのも酷い話だ。
 
「才能の正体は"愛"」
という説には一理あると思う。
将棋の羽生九段の
「才能とは情熱をもって継続できること」
と文章を目にしたことがあり
感銘を受けた。
私は継続して努力が出来ないので
才能が無いんだなと
落ち込むことが多々ある。
 
「音楽はネガティブな感情=ヘイトを
原動力にして発展したものだ」
という考えが書かれていた。
藤岡藤巻を思い出しながら
その通りだなと思ったが、その後に
「それをストレートに表現しては駄目」
と書かれていたので笑ってしまった。
まぁ、藤岡藤巻だってストレートな
だけじゃないんだけど。
 
歌詞さんは改めて
自信に満ち溢れた人だと感じた。
それは決してナルシストという話ではなく
自分で自分をしっかり認めて
疑わずひたすら努力できる人。
ストイックな人だなぁとは思っていたが
やっぱりそうだった。
そんな歌詞さん曰く
「自信を持つためには
常に自分に向き合い続け
客観的に自分を見たときに
この人は好きだな
と思えるように生きていく事」
だそうだ。
 
根本的に考え方が違うから
ちょっと真似できないかな。