言霊の国 | ツインハート

ツインハート

2023年、天然石ショップツインハートは、しろの麻玉工房へと変わりました。
"店長ひのは"は"麻玉しろ"として精麻を使った神さまの依代作りを、スタッフぴあのは占い師&オーダーブレスレット作成&ヒーラーとしての日々を営んでおります。


先日、耳とヘルツ数の不思議 という記事で、
ツインハート店長ひのはさんの唱える祝詞を、
右耳で聞いた時と左耳で聞いた時の聴こえ方が
違うということを書きました。 >こちら

おもしろい現象だなと思って、その後すぐに、
効き目というのがあるように、効き耳というのが
あるのかということを調べてみました。

そうしたら、やはり、
人には効き耳があるのだそうですが、それによると、
どうも私の効き耳は左耳のようなのです。

ということは、祝詞の一件に関しては、
私の場合は効き耳でない方で聞くのがよいという
ことなのですね。
おもしろいな、と思いました。

ところで、その大祓祝詞、
店長ひのはさんと私で、一日に一度は唱えよう
ということを数か月前から始めてみました。

元春日大社宮司の葉室頼昭さんの
「大祓 知恵のことば」という本に付録していたCDを
聞いた時、鳥肌がたち、震えがきて、涙がでてきたのが
きっかけです。

祝詞はこれまでも聞く機会はありましたが、
鳥肌が立って涙がでてくるという経験は初めてでした。

しかも、その祝詞が聞きなれない唱えられ方をしている
のです。
一分間に七十いくつの、ゆっくりとした鼓動のリズムで
唱えられます。
まるで、一見(一耳?)お経のようなリズムです。

このテンポと、大祓の言葉の絶妙な気の相乗といいますか、
それがなんとも言えず、すべてが祓われていく感覚が
心の深奥に広がっていきました。

以来この祝詞の虜になり、毎日唱えるようになりました。
鼓動のリズムで唱えると、一回唱えると十分ほどになります。
今では、店長のひのはさん共々、必ず、一日三回唱える
ようにしています。

何があってもどんなに忙しくても、朝、昼、夜、
一日十分、祝詞を通して神さまに向き合う時間をとり、
神さまにいただいた気を、その日一日に広げて満たして
みようと思いました。

忙しくてできない、疲れているからできない、
そういうことを言わず、十分、神さまに向き合う時間を
つくるということを真剣にやってみることを、自分たちを
律する気持ちで始めました。
私たちなりの千日修行のつもりで、やっています。

大祓祝詞については、葉室さんの本から、
神髄と思えるお言葉を参考までにご紹介してみます。
ほんとうは、本に書かれてあること全てが神髄で、
どこも切り取れないのですが・・・
何か大切なことを、思い出しませんか?


大祓詞は、平安時代からずっと途絶えることなく
伝えられております。
昔作られた祝詞をそのまま繰り返し繰り返し伝えられ、
唱えられ、しかも現在でも唱えるたびに感動を覚える
言葉であります。
これはまさに神のいのちを伝える言葉であるからこそ、
であります。

このように考えますと、千年以上も同じ言葉を唱えながら、
しかも永遠に感動を失わない言葉は、
まさに神の神秘の言葉という以外に表現することは
できません。

難しい説明をすることはありません。
この続いているということだけを知っていただければ、
この祝詞の素晴らしさはお分かりいただけると思うのです。

敷島の 日本(やまと)の国は言霊の
佐(たす)くる国ぞ 真幸くありこそ

万葉の歌人、柿本人麻呂がこう歌ったように、
この日本の国の言葉にはたましいがあり、
昔から言霊の国と言われてきました。

言葉はもともと神さまの知恵です。
自然から伝わって来る知恵を表現するために
現れてきたものです。

すなわち、いのちを表現するのが言葉ですから、
言葉には当然たましいがあるのです。

大和言葉は、その神さまのいのちをそのまま表現している
言葉ですから、日本の国が「言霊の国」というのは、
本当のことなのです。

そして、神さまのすばらしい言葉を唱えることによって、
人間が作られていくというのが、本当の言霊の世界だと
思います。



また、本のなかにはこう書かれています。


大祓は言葉です。(呪文ではない)
言霊なんですね。
言葉というのは神さまのこころを伝えるものです。
言霊に理屈というのはない。
すばらしい神のいのちというか、そういうものが
含まれている言葉です。

その神の言葉そのものを唱えるということです。
これを無我になって唱える。
唱えるといっても一度や二度唱えても祓われる
わけがないので、のべつまくなしに、
にこにこしながら神さまに感謝して、
そしてゆっくり無心に唱える。
これしか方法はありません。
そこに理屈は何もないんですね。

だから、素直でない人は祓われないのですね。
神さまが祓われるとおっしゃっているのだから、
素直にゆっくり一言ずつ大祓を唱える。
これしか方法はないんです。

これをやっていたら、気が付いたら罪や穢れが
祓われている。
いっぺんに祓われるわけがないんです。
そんなことはできるはずがない。
しかし、すこしずつでも祓われていくんですね。