無量無辺 | ツインハート

ツインハート

2023年、天然石ショップツインハートは、しろの麻玉工房へと変わりました。
"店長ひのは"は"麻玉しろ"として精麻を使った神さまの依代作りを、スタッフぴあのは占い師&オーダーブレスレット作成&ヒーラーとしての日々を営んでおります。


一週間ほど前のことですが、「大仏師松本明慶の世界展」という催しに
行ってきました。

明慶さんの仏像はどれもすばらしく、心洗われながら一体一体の前に
足を止め、感動しながら見ていました。

そのなかで、ある阿弥陀如来さまの前にくると、涙が溢れとまらなくなり
ました。
光背に十三仏の付いた、二尺四寸の阿弥陀如来さま。
玉眼の埋められたその目は、遠くを遠くを見ておられました。

すべてを見通す眼差しで、あらゆる次元を超えた無限の法のなかに、
ただすっと立っておられました。
これ以上ないほどの静けさを湛えたその御姿は、三全世界の救いとは
どのようなものか、無量の慈愛とはどのようなものかを私に教えてくれ
ました。


私には一人息子がいます。
その息子がお腹のなかにいた頃の話をします。

その頃の私は、日課の瞑想を、瞑想用のCDを静かに流しながら行って
いました。
瞑想用CDはいくつか持っていて、その時々のフィーリングに合うCDを選
んで瞑想をしていました。

ところが息子がお腹にいるときには、阿弥陀経の瞑想CDしか手に取りま
せんでした。
毎日毎日の瞑想ですが、妊娠している間ずっと、他のCDで瞑想をする気
になれなかったのです。

生まれた息子は、大の仏像好きになりました。
小さい頃から、毎日仏画を書き、仏さまに心通わせ、仏像の本を広げて
見入り、日々仏像のDVDを見て、仏像彫刻教室にも通い仏像を彫って
いました。
過去世で、よほど仏教や仏像に携わっていたのでしょう。

仏像好きは17歳になった今でも変わりません。
そして息子は、まるで仏様のように静かに落ち着いた子です。
小さなころから素直で、子育てで手を焼いたことは一度もありません。

あの瞑想用CDは、お腹の息子が私に手に取らせていたのか、それとも
私が毎日聞いたお経が息子に影響を与えたのか・・・

私は、息子が私に手に取らせていたのだと思っています。
というより、必要なエネルギーが過去未来の時間を貫き包括し、必要と
される時と場所に然る可く流れたのでしょう。

すべての事象は、そのようにあるのだと思います。
必要なエネルギーが必要な時に流れ、必要なサポートが入り、過去未来
を流れる悠久の時間のなかで、その時々に必要な目覚めと気づきと次へ
のステップの光の点火が行われるのですね。

すばらしい浄化力のあるCDですが、もう廃盤となっているようです。
聴いているだけで意識が緩み、浄化されます。
今でも数あるCDのなかでの大のお気に入りです。
息子もこのCDが大好きでよく聴いています。

二十数年前、立ち寄った仏壇店でこのお経瞑想シリーズを見つけ、三枚
購入しました。
今は検索をしても、このCDについては何も情報がありません。
持っていることも奇跡なのかもしれません。


下は、CDのライナーノーツよりの抜粋です。

『浄土真宗本願寺派 永称寺 和久保 和久照隆』
彼の仏の光明は無量であり、十万の国々を照らし、仏と人民の寿命が無量
無辺であるから阿弥陀仏と名付けると説かれ、十万の国を阿弥陀仏の国に
生まれせしめて、限りなき光と命とならしめ苦悩を乗り越えさせたいという願
に基づくものである。


『江本 勝』
このCDシリーズではヒーリングミュージックという立場から「お経」を捉えて
います。
「お経は」釈迦が解脱することにより得た教えをその弟子たちがまとめた哲
学書であり、その道を極めるにはその意味を理解することこそが必要と
なります。
しかし、波動的な解釈においては、当然、言葉の響きそのものにも何等かの
力(効果)があります。

特に、お経の言葉は、精神的な世界を表すだけに特別な力があるようです。
私どもと関係の深い米国の精神免疫学の権威である南カリフォルニア大学
病理学教授ホァン・ヴァン・デューク博士によれば、「お経」の言葉が人間の
チャクラ(宇宙エネルギーと体の気が出入りするツボ)と対応しており、それ
を開かせる効果があると述べています。


 阿弥陀経CD