【New Arrival🇨🇿🚢🇯🇵

P131M1 Mahogany High Polish新入荷!

木材価格の高騰により各メーカー木目ピアノを減産している中、あえて美しいマホガニー材の最上位アップライトをオーダーしました。

2023年は同モデルの日本国内への入荷予定無し。販売可能な唯一台の貴重なペトロフUPです♪

 

PETROF P131M1 Mahogany High Polish

Discacciati Piano Bench Mod.105 

 

ひと昔前を想わせるチェコらしい素朴なデザインと温かい響き...

 

今回はプレップアップを終えたテスト演奏からご紹介👍

 

いつもと同様、温度20℃、湿度50%で管理されたショールームの環境に馴染ませてからプレップアップに取り掛かりました。

お客様にお届けする大切な楽器、その作業内容を公開しているのがピアノプレップの大きな特徴。何よりの顧客サービスと考えています。

 

アクションを外して土台の手入れから作業開始、チェコの名器は内部も美しい佇まい。ピアノ技術者にとって腕の見せ所です。

 

チューニングピンの曇りを綺麗にクリーニング✨

 

弦も綺麗に磨きます。最上位モデルはPETROFデカール有!

 

アクションのネジ締め。老舗ドイツRENNER社製です。

 

一弦ずつ駒打ち、振動が駒にきちんと伝わるように。

 

鍵盤を全て外して棚板&鍵盤筬の清掃。

 

バランス、フロント全てのピンを磨くことで弾き心地も滑らかに。

 

フロントキーピンの角度を正確に修正。

 

キーホールに残った木屑の掃除、左右の遊びを調整しながら鍵盤をもとに戻していきます。

 

アクションを再び搭載、続いてハンマーの走り、ねじれを調整します。

 

ハンマー先端と弦が正しい位置で接するように。ハンマー同士の間隔も綺麗に揃えます。

 

バランスキーピンの前後位置を細かく修正。

 

アクションと鍵盤の間にカラ(ロストモーション)がないようキャプスタン上下位置を調整。

 

鍵盤均し、パンチング紙で高さを整えていきます。

 

白鍵のレベルに視線をあわせると凹凸がすぐ分かります。

 

黒鍵の高さは白鍵からおよそ12mm、微調整で済みました👌

 

鍵盤の深さはパンチング紙で10mmに調整。

 

キャプスタンの角度、間隔、位置を微調整。アクションに力が上手く伝わるように。

 

続いて前後位置も調整。タッチの重さ軽さに関わります。

 

再度キャプスタン上下をチェック。ピアノの調整作業は行えば良いものではなく「正しく機能しているか」振り返ることが大切。

 

精密にハンマー接近調整。トリルや連打性能に関わります。

 

ハンマーストップのポジションも弦から15mmにセット。弾き心地がまとまります。

 

ダンパー調整後にA=443Hzで調律を。

 

最後に「整音」作業。音質が硬いハンマーには針刺し、逆に柔らか過ぎるハンマーは硬化。そしてハンマー先端が3弦と同時に接するように微調整。楽器の魅力を決定づける大事な仕事です。

 

針の痕跡などハンマー表面を綺麗に処理して完了!

 

あらためて均整のとれたアクション&鍵盤を。チェコの伝統が凝縮されたペトロフ最上位モデルです👍

 

伐採が制限されている貴重なマホガニー。チェコの特産ボヘミアンガーネットを想わせる美しい光沢です✨

 

チェコから輸入した特注モデルがまた一台「楽器」に😊

 

コロナ禍や戦争の影響もあり今年PETROF社工場では同モデルの製造予定なし。日本でただ一台プレップアップ&展示されているペトロフP131M1マホガニー艶出モデルをどうぞお試しください♪

 

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