そしてこちらはPETROF工場から届けられた完成直後の動画🎶
生まれたばかりの音色を社員が収録してくれました
瑞々しく温かいサウンド&マホガニー材の美しい外装が映えます😌
こうしてPETROF本社と連携しながらプレップしたピアノを日本のお客様に大切にお届けするのが専門店および輸入元の務め。その精密調整の模様を今回も写真を交えてご紹介、これもまた弊社が創業以来一貫して継続している顧客サービスです。
ベッティングスクリュー調整、鍵盤筬と棚板に浮きが無いように...
鍵盤の高さ深さも変動するため大事な基準設定です。
鍵盤筬の手前に浮きが出ていないかチェック。
バランスキーピンの前後位置を正確に修正。
均し定規で鍵盤高さの凸凹をチェック、チョークでメモ。
アクションを外して鍵盤調整に入ります。
アクションに力を伝達する鍵盤後部のキャプスタンスクリューを研磨、スムーズな弾き心地に...
88の鍵盤を全て外して鍵盤筬のネジ締め&清掃。
バランス&フロントのキーピンを1本ずつ磨きます。
先程のメモをもとに鍵盤の高さを微調整します。
フロントキーピンの角度を正確に調整。
キーホールに残った木屑をブラシで除去します。
鍵盤の遊び、専用プライヤーで1鍵ずつ調整します。
鍵盤タッチの土台調整を終えて弦合わせ、ハンマーが正しい位置で打弦するように...
ハンマーの運動方向、間隔、角度を整えていきます。
ハンマーのポジションを整えたら次はアクション調整。サポートの左右位置をハンマーに合わせます。
場合によってノリ紙を貼って角度を修正、地味ですが大切な作業...
小ジャック、キャプスタンスクリューが打鍵の力を伝達するのにロスのない理想的なポジションにおさめました👍
ローラースキンにテフロンを処理して上質な弾き心地に。
ハンマーをくわえる鍵盤後部のバックチェックの角度修正。
続いてバックチェックの位置も正確に調整。
再び本体におさめて作業、鍵盤高さはご覧の通り綺麗に均一に✨
トリルや連打に関わるジャック、まずは前後調整。
続いて上下位置の調整、指先で確認しながらジャック上面とレペティションレバーに0.2mmの段差を作ります。
LEDライトで照射しながらハンマー~弦の接近距離をチェック。高音から低音まで1mm~2.5mmで精密に調整していきます。
接近調整を終えてハンマードロップ(戻り)、落差2mmで設定。
専用定規で白鍵の深さをチェックします。
色分けした専用パンチング紙で10mmに整えます。
白鍵のアフタータッチをもとにハンマーストローク(打弦距離)をそろえていきます。
白鍵と同じアフタータッチとなるよう黒鍵の深さをパンチング紙で調整。
打弦時のハンマーストップ位置を15mmで調整。
アクション調整最後はスプリング、強すぎず弱すぎず。レペティション(連打)性能に関わる作業です。
ダンパーの動作、ストップレール、ソステヌートペダルの効きもチェック。
調律前に真鍮棒で「駒打ち」、弦と駒を密着させます。
新品はA=443Hzで少しピッチ高めに調律。
そしてハンマー整音、音質を確認しながら慎重に針刺し。88音の弾力性を丹念にそろえていきます。
ここでファイリング、ごわついたハンマーフェルト表面&針刺しの痕跡を綺麗に処理して整形します。
ソフトペダル使用時の整音、専用ピッカーで音質に変化を作ります。
3弦合わせ、ハンマー先端と弦が同時に接するよう細かく調整。
音質のバラツキがまとまり音に輪郭が生まれます。
最後にハンマーフェルト表面をもう一度綺麗に整形。朗らか&艶っぽい音色に✨整音は料理の味付けのようにセンスが問われる工程です。
こうして数日間にわたるプレップアップ作業が完了!
美しい赤茶色のマホガニーは代表的な銘木。センダン科マホガニー属の広葉樹です。昔から高級家具によく用いられ、現在ではワシントン条約で取引が制限される貴重な木材です🌳
P173Breeze Demichippendale Mahogany High Polish
Discacciati Piano Bench Mod.110
1台1台のピアノに物語あり...。ピアノプレップは量よりも質、展示台数よりも整調、調律、整音に時間と手間をかけて楽器のクオリティを高めています。
PETROFが作られたチェコ共和国に想いを馳せながらご試奏頂けましたら幸いです♪