P173Breeze Rococoに続き、PETROF社工場から再び空輸🇨🇿🛬🇯🇵
 
航空便で取り寄せる際は木枠で梱包します。
 
チェコのフラデツ・クラーロヴェー工場から出荷!
ペトロフ社の社員が撮影してくれました📸
 
9000Kmの旅を経て日本・成田空港に到着!
 
輸送中の転倒・衝撃を感知するセンサーに異常なし👌
 
委託する専門業者が無事に引き取りました♪
 
工場から白金台ショールームまで約2週間!
お客様のオーダー品P194Storm黒色艶出モデルが待望の入荷です😊
 
2mクラスだと低音巻線も長くなって迫力十分。
 
綺麗なフレーム&響板、チェコの美的センス✨
 
輸入した段階ではまだ素材...。長旅の疲れを癒すべくピアノを環境に馴染ませてからプレップアップ作業に取り掛かりました。
 
今回は店主が研鑽を積んだピアノ工房で同僚だった調律師にサポートして貰いながらプレップ、増加するオーダーに応えるべく信頼できる技術者と共にサービスを提供する体制を徐々に築いています。
 
それではペトロフピアノが楽器に仕上がる工程を一挙公開!
 

まずはベッディングスクリュー調整から。

 

ハンマーが正確な位置で打弦するように弦合わせ。

 

ハンマーの走り、捻じれの状態をチェック...

 

フレンジスクリューでハンマーの位置を修正。

 

のり紙を貼ってハンマーの進行方向を微調整。

 

鍵盤高さを定規でチェック、チョークでメモを残します。

 

アクション&鍵盤を作業台に移して分解しました。

まずは鍵盤筬の掃除、工場の木屑を取り除きます。

 

バランス&フロントのキーピン計176本をひとつずつ綺麗に磨きます。

 

フロントキーピンの角度を微調整、鍵盤動作時の抵抗感を減らします。

 

キーホールに残った木屑をブラシで掃除。

 

メモに基づいて鍵盤の高さをパンチング紙で調整。

 

鍵盤の遊びを専用プライヤーで適度に調整します。

 

鍵盤&アクションを装着後、サポート合わせ。

弦合わせ済みのハンマーとレペティションレバーのポジションを整えます。

 

ジャックの前後・上下を調整、トリルや連打に関わる作業です。
 
白鍵の高さもご覧の通り均一に揃っています✨
 
ハンマー接近&ハンマードロップを調整。
 
そして白鍵の深さ調整、パンチング紙を出し入れして正確に10mmに整えます。
 
打弦距離(ストローク)は白鍵のアフタータッチで最適なポジションに。
 
ストロークの後に黒鍵の深さを調整、アフタータッチでひとつずつ揃えていきます。
 
ハンマーストップ&スプリングをチェックして整調完了!
 
工場から届いたばかり、A=443Hzと少し高めのピッチで調律を実施。
 
そして最後にピアノを楽器にする肝となる「整音」。
芯が残っているハンマーフェルトに針入れ、適度な弾力性を作っていきます。
 
ハンマーひとつずつ針の痕跡を綺麗に処理...
 
美しく仕上がったハンマーフェルト表面。音質に艶っぽさと輪郭が宿りました✨
 
3弦合わせをチェックして整音作業が終了!
数日に渡ったプレップアップ作業がようやく完了しました👍
 
PETROF P194Storm Black High Polish
Discacciati Piano Bench Mod.810 HYDR
空輸したチェコ製ピアノがまたひとつ「楽器」に...
 
大切なのは展示数ではなく、一台一台に対する適切な調整とその作業密度。オーダー頂いたお客様にご検品いただいた後、再度入念に出荷点検を実施してからお届けします😊
 

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