【New Arrival🇨🇿🎹🚢
チェコから入荷した4台のうち最後は...
P118C1ウォルナット艶出、お洒落な装飾猫脚モデルです🐈
 
英国では17世紀初頭から高級家具に広く使用されていたウォルナット材、深いブラウンの艶出塗装に高級感が溢れます✨
 

装飾部は工場の職人による手彫り!
動画は155周年記念セレモニーでPETROF社に店主が招かれたときに撮影。効率化・合理化とは真逆のこうした職人技術が継承されているところにチェコの「モノづくり」魂を店主は感じます。
 
そんなチェコ人のクラフトマンシップが宿るピアノも、ただ展示販売するだけではまさしく「仏作って魂入れず」...💦
 
輸入したチェコ製ピアノをいかに「楽器」に仕上げるのか、それが専門店ピアノプレップに課せられた役割。今回も丁寧にプレップアップ(精密調整)を実施しました。最後のデモ演奏までお楽しみください😊
 
チューニングピンを1本ずつ綺麗にクリーニング。
 
アクションを外して弦も綺麗に磨きました✨
 
アクションに打鍵の力を伝えるキャプスタンボタンも研磨。
 
鍵盤をすべて外して内部を掃除、工場で混入した木屑を取り除きます。
 
フロント・バランスキーピン計176本も磨いて綺麗に。滑らかな弾き心地を作ります。
 
フロントキーピンの角度も定規をあてて修正、摩擦による抵抗感を極力減らします。
 
鍵盤ホール内部をブラッシング、エプロンの上に散る小さな木屑が分かりますでしょうか??
 
真鍮棒で「駒打ち」、響きのロスがないように弦と駒を密着させます。
 
ネジ締めをチェック後、アクションを本体に設置。まずはハンマー弦合わせ作業から。
 
正確な位置で打弦するようにセット。ハンマーの間隔、角度が綺麗に整いました👍
 
続いて鍵盤セクションへ、キャプスタンスクリューの上下調整。
 
バランスキーピンの前後位置を修正。
 
そして鍵盤均し(高さ調整)を開始、定規をあてて白鍵の凹凸をチェック...
 
様々な厚さのパンチング紙を出し入れして高さを調整。
 
黒鍵も同様に高さをチェック&調整。
 
綺麗に鍵盤高さがそろいました!白鍵のレベルに視線をあわせると一目瞭然です。
 
続いて鍵盤の深さ調整、専用定規とパンチング紙を用いて10mmの深さにそろえていきます。
 
トリルや連打に関わるハンマー接近調整。繊細なピアニッシモを奏でやすいように0.5mm単位でセット。
 
アクションパーツの位置を専用プライヤーで調整。
 
ハンマーストップ位置をそろえることで弾き心地に一体感が生まれます。
 
ダンパーの動作、掛かりをチェックして整調が完了。
 
A=443Hzで調律、新品のため高めにセットします。
 
そして最後に整音作業、ハンマーフェルトに針を刺して弾力性を調整した後に3弦合わせ。弱音を奏でたときも輪郭が宿ります。
 
フェルト表面を綺麗に処理してプレップアップ完了!
 
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外観だけではなく、内部も「楽器」に整えました♪


しっとり朗らかながら輪郭のある粒立ち、外装と同じく艶々しい音色に...。
鍵盤も滑らか、指先にフィットする弾き心地です👍
 
PETROF P118C1 Walnut High Polish
Discacciati Piano Bench Mod.110
美しいチェコ製ピアノ&イタリア製ピアノベンチとセットでご用意!
渡航できない今こそ、整備されたペトロフピアノの音色とともにヨーロッパ特有の情緒をご家庭でお楽しみ頂きたいところ...。
 
皆様のご試弾を心よりお待ちしています😊
 

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