【New Arrival🇨🇿🎹🚢

チェコ共和国から4台の美しいPETROFが新たに入荷!この情勢でも無事輸入できるのは有難いことです😌

 

早くも複数のお問い合わせを頂いていますが、まずはピアノを店の環境に馴染ませてからプレップアップ。チェコの名器が「楽器」になるには手間と時間が欠かせません☝

 

さて最初の一台はこちら・・・

 
PETROF P131M1マホガニー艶出モデル
前回のP125F1モデルと同じく、綺麗なマホガニー材を贅沢に使用したペトロフ最上位アップライトピアノ✨
 
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音楽と芸術の国チェコから送り届けられたピアノを丁寧にプレップアップ(精密調整)しました♪


今回は先にプレップアップ後のデモ演奏を🎶
色香あふれる温もりある音色と圧倒的な響き...
一音一音が歌うように聴こえるのがチェコの名器ペトロフの特徴。店主が色々なピアノを見てきた中では人の声に一番近い音色に思えます😌
 
そんなポテンシャルを秘めた楽器に価値を与える調整作業をご紹介。輸入直後のピアノはあくまで「素材」です。
 
まずはチューニングピンを1本ずつクリーニング。
 
アクションを外して弦も綺麗にクリーニング。PETROFロゴが響板に刻まれているのは最上位UPだけ。
 
駒と弦を密着させるべく真鍮棒で「駒打ち」、振動が響板に余すところなく伝わるように。
 
鍵盤を外してキーピンに汚れ・ベトツキがないよう1本ずつクリーニング。鍵盤の動作をスムーズにします。
 
フロントキーピンの角度を修正、鍵盤上下の摩擦を極力減らします。
 
キーホール内を掃除、使用しているのはマスカラブラシ。製造時の小さな木屑を手間をかけて除去します。
 
鍵盤調整が終わったらアクションへ。ハンマーの間隔、角度、進行方向を一つずつチェック&修正していきます。
 
適切なポジションで打弦するようにセット、ハンマーが綺麗に並んでいます♪
 
続いて再び鍵盤の調整へ、バランスキーピンの前後位置を調整。
 
カラがないようキャプスタン上下を調整。
 
ワイヤーを曲げながら前後位置、間隔を調整。弾き心地にも関わる大事な調整です。
 
そして毎度おなじみ「鍵盤均し」。様々な厚さのパンチング紙を使用して一枚板のように鍵盤の高さを均します。
 
黒鍵の高さもご覧のとおり均一に揃えました。
 
鍵盤の深さは基本的に10mmで調整、ここでも様々な厚さのパンチング紙を使用します。
 
専用プライヤーでバックチェック、ブライドルワイヤーなどアクション各パーツを適切なポジションに調整。
 
そしてハンマー接近調整です。低音域3.0mm・中音域2.5mm・高音2.0mmを目安に、繊細なピアニッシモやトリルを表現し易い状態にひとつずつセットしていきます。
 
ハンマーストップは15mm、88音整えることで弾き心地にも一体感が生まれます👍
 
ダンパーの動作、掛かりのタイミングをチェックして「整調」作業が完了!
 
そして「調律」を実施、A=443Hzで音程を美しくリセットしました🎶
 
最後に音質の粒を揃える「整音」、まずはハンマーの硬さ、クッション感を揃えるべく針刺し作業を。
 
ハンマー先端と3弦が同時に接するようファイラーで微調整...。より繊細かつ輪郭のあるピアニッシモの発音が可能に。
 
そしてハンマーフェルトを綺麗に整形、スタインウェイ・ディーラー勤務時に学んだ手法で最後の「音作り」を実施。
 
こうしてPETROF最高峰のアップライトピアノが「楽器」に...。大型サイズになると内観も豪華!
 
そして家具のように美しい外観✨空間の明るさによってマホガニーの色調も変わります。
 
PETROF P131M1 Mahogany High Polish
DIscacciati Piano Bench Mod.105
ペトロフ仕様で製作したイタリア製ピアノベンチとあわせてみました♪
昔ながらの東欧らしい素朴なデザイン、木目の美しさも相まってオーソドックスながら格調高い佇まいです👍
 
弊社ではDiscacciati社製ピアノ椅子も直輸入、複数色のシートからお選び頂けます。ぜひプレップアップしたチェコ共和国の名器をご家族で愉しみませんか?皆様のご試弾を心よりお待ちしています😊
 
 

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