先週は3台のペトロフ・アップライトを
「楽器」に仕上げてお届けしました。
お客様からもお喜びの声を頂戴しまして
ピアノプレップ店主もホッとひと息...
来月お伺いするサービスの納入調整でも
どうぞ宜しくお願いいたします^^
 
さて、こちらは先週入荷したばかりの
P118P1ウォルナット艶出モデルです。
 

PETROF P118P1 Walnut High Polish

Discacciati Piano Bench Mod.105

いろいろな空間にフィットさせやすい
王道の「ウォルナット」艶出仕上げ…

お洒落なイタリア製ピアノ椅子付き♪

 
プレップアップ作業が完了したので
今回もその模様をレポートします!
 
ハンマーと弦の合わせ作業、フレンジに
のり紙を貼りながら調整していきます。
 
ハンマーの並び、角度、間隔を正確に...
 
アクションを外し、キャプスタンの
頭を綺麗に磨いて円滑なタッチに…
(右がビフォー、左がアフター)
 
鍵盤も外して筬のネジ増し締め、
専用のポジドライバーを使用。
 
キーピンも汚れ・ベトツキを拭いました。
 
キーブッシングクロスを傷めないように
フロントキーピンの角度を修正します。
 
弦を真鍮棒で小突いて振動が駒に
余すところなく伝わるように...。
 
キーホールをマスカラブラシで掃除、
混入している木屑を取り除きました。
 
キーブッシングを圧縮して遊び調整、
滑らかな弾き心地を作っていきます。
 
チューニングピンもクリーニング。
 
弦も綺麗にして基礎的な調整が完了。
 
アクションを装着、弦合わせをチェック後
バランスキーピンの前後位置を修正。
 
鍵盤の力がアクションに正しく伝わるよう
奥のキャプスタンスクリューで上下調整。
 
鍵盤均しに突入、定規で確認しながら
パンチング紙を抜き差しして調整。
 
白鍵、黒鍵ともに精密に均しました!
 
続いて深さ調整、10mmに設定しました。
 
ハンマー接近距離を調整、繊細なトリル、
ピアニッシモを表現できるように。
 
バックチェック、ブライドルワイヤーの
ポジションを正しい位置に調整。
 
ダンパーの動作と掛かりを修正後に
ハンマーストップ調整を実施しました。
弾き心地にも一体感が生まれます。
 
調律を実施した後に整音作業を...
これも日頃の経験値が必要な工程、
理想的なクッション感を作ります。
 
最後に3弦合わせ、輪郭のある音質を
意識してハンマー先端を薄く削ります。
 
入荷当初はボサボサだったハンマーも...
 
滑らかにハンマーフェルト表面を処理、
艶っぽさと色彩感のあるトーンに...♪
 
こうしてまた1台、「楽器」が整いました!
 
ナチュラルな木目が綺麗なモデル(^^)
「ウォルナット」艶出塗装の外装には
ワックス処理、艶々になって完成!
 
瑞々しく朗らかなサウンド....そして
お子様も親しみやすい弾き心地。
ぜひショールームでご試弾ください♪
 

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