年始早々に入荷したペトロフUP×3台、
そのうちの1台、お洒落な猫脚モデルの
P118C1ウォルナット艶消の作業開始、
プレップアップの始終をご覧ください^^
アクションを外してチューニングピンと
弦をまずは綺麗にクリーニング♪
鍵盤後部のキャプスタンも磨いて
滑らかな弾き心地を作ります。
弦と駒を密着させるべく「駒打ち」、
振動が響板に良く伝わるように...
鍵盤を全て外して棚板を綺麗に清掃。
フロント・バランスのキーピン計176本を
クリーニング、動作をスムーズにします。
フロントキーピンの角度を修正。
キーホールをブラシでひとつずつ掃除、
混入している細かい木屑をクリーニング。
アクションを装着、ハンマーと弦の合わせ。
角度や間隔も揃っているかチェック、
正しいポジションに設定しました。
鍵盤の高さ調整、定規でチェックして
パンチング紙を抜き差ししていきます。
白鍵、黒鍵を精密に均しました。
続けて鍵盤の深さを定規でチェック...
全体的に深め、厚めのパンチング紙を
必要に応じて補充、10mmに設定します。
バックチェック、ブライドルワイヤーの
間隔、前後などポジションを調整。
遠かったハンマー接近、ストップ位置を理想的なポジションに調整していきます。
ダンパー調整を実施した後に調律、
新品のためA=443Hzと高めで。
整調、調律の後に大事な整音作業...
必要に応じてハンマーフェルトに針刺し、
ppp~fffまで弾力性を整えていきます。
針跡を処理、ハンマーフェルトを改めて
綺麗に整形処理していきます。
ひとつずつ専用ファイラーで3弦合わせ、
各弦がフェルトと同時に接するように...
こうして2日にわたるプレップ作業が完了!
一度で終わりではなく出荷前も再度実施、
納品後もこの状態をキープしていきます♪
Discacciati Piano Bench Mod.110
柔らかく無垢な木の響きが愉しめる1台...
ぜひ白金台ショールームでご試弾を^^
イタリア製ピアノ椅子のベルベットシートは
ややオレンジっぽいピンク色"Rosa"です。
空色"Azzurro"のシートもストックあるので
お好みでコーディネートをお楽しみ下さい!