昨年夏に納品したペトロフアップライト
最上位モデルP131M1のメンテナンス、
車で4時間かけて長野を訪ねました(^^)

木目は落ち着いたブラウンが特徴の
ウォルナット、フローリングや庭の
雰囲気と良く調和しています♪

さっそくアクションの点検から…
ハンマーと弦の合わせ作業を実施。

ここでA=442Hzに一度ピッチ上げ、
新品という点を考慮してこの後にも
改めて入念に調律を行いました。

鍵盤を全て外してキーピン磨き。
汚れ、ベトツキを除去して滑らかな
弾き心地を作っていきます。


「少しタッチを重めにして欲しい」と
リクエストを受けて、キャプスタンを
気持ち奥に設定してタッチ感を調整。

それに応じてキャプスタンの上下、
間隔なども改めてリセットします。

続いて鍵盤の高さ調整を実施。
凹凸や傾きをパンチング紙などを
用いながら修正していきます。

鍵盤を精密に均しました!

そして鍵盤の深さは10mmに調整…
こちらもパンチング紙を使用します。

繊細なピアニッシモ、トリルや連打が
入りやすいようにハンマー接近調整。

ハンマーストップ位置も揃えました。

調律を再チェックした後に整音作業。
針の痕跡を綺麗に処理して完了です!

外装もペダルもピカピカに磨きました♪

4時間ほど頂いて快適な音とタッチに
リセットしたピアノをお嬢様が試奏…
ベートーヴェン“エリーゼのために”を
気持ちよく聴かせてもらいました♪

納品してまもなく1年が経過。
音色が落ち着き、響きも次第に深みが
増してきたペトロフP131M1モデル。
「ピアノが本当に良く響くよね!」と
オーナー様にもご満足頂いています。

遠方のお客様でもピアノが馴染むまで
責任もってメンテナンスに携わるのが
ピアノプレップの基本ポリシーです。

どうか皆様で末永くご愛用下さい(^^)


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