小学生たちとの縁がある今日この頃....

今回は久しぶりに小学校に訪問です!

 

体育館の国産グランドピアノと会議室の

ペトロフUP、2台のピアノ調律をご依頼、

いずれも弊社でプレップアップしました。

 

この日は運動会の振り替え休日のため

子供たちは留守、おかげで作業に集中!

 

まずはコンサートに使用するということで

下がっていたピッチをA=442Hzに...

調律しながら「先生、バスケがしたいです」

SlumDunkの名言が頭をよぎりました。

 

ハンマーの動きが鈍化、レールから外して

修理作業に入ります。黒いパーツは樹脂、

いかにも日本らしい工業的な造りです。

 

センターピンを抜いてブッシングクロスを

専用の六角リーマーで軽くほぐして...

 

円形のリーマーで穴をならしてから...

 

新たなセンターピンに交換して修理完了。

 

日本製でも欧米製でも湿度変化に応じて

スティック(動作不良)は発生するもの。

 

要はピアノ技術者が面倒がらずに適切に

処理すること、もちろんユーザーご自身の

湿度管理も大切です。ピアノという楽器は

そうして一緒に育てていくものです。

 

鍵盤均し、深さも良好状態をキープ!

 

ハンマーストロークを均していきます。

 

ハンマーストップも正確にリセット。

 

同音連打に関わるスプリング調整、

反応が強すぎる箇所を修正しました。

ジャック、ウィペンまでも樹脂製...

 

最後に整音を実施、外装をワックスがけ、

2時間とちょっとでGPのメンテが完了!

 

続けて会議室に納めたペトロフP118D1

ウォルナット艶出モデルの作業へ移行...

 

体育館のピアノに比べると使用頻度は

少ないですと先生、内部を開いてみると

ご覧の通りハンマーの間隔に狂いが...

チューニングピンも曇っています。

 

ということでチューニングピン磨き、

左がビフォー、右がアフターです。

 

ハンマーの走りをとって弦合わせ作業、

間隔も再びきれいに整いました。

 

A=438→442Hzにピッチ上げ調律。

 

鍵盤を外して棚板の清掃。

 

鍵盤筬のネジも増し締め。

 

鍵盤高さもチェック、均していきます。

 

ところどころ変化していた鍵盤の深さを

パンチング紙で修正していきます。

 

狭くなっていたハンマーストップ位置を

再調整、正常な弾き心地に戻りました♪

 

調律、整調、整音、そして外装&ペダルを

磨いて全作業が完了したのが19時ごろ...

これで学校の子供たちにも万全な状態で

チェコのピアノを楽しんでもらえます(^^)

 

最後にペトロフP118D1の写真を撮ろうと

考えていたところ、スマホのバッテリーが

切れてしまい今回レポートはここまで(汗)

 

代わりに以前のブログ記事をご紹介♪

http://pianoprep.blog.so-net.ne.jp/2015-03-19

http://pianoprep.blog.so-net.ne.jp/2015-12-08

 

教える側ではなく学ぶ子供たちが主体に

それぞれの個性を伸ばす方針の小学校、

今では国内はもとより海外の教育機関も

視察に訪問するほど注目されています。

 

LCA国際小学校ウェブサイト

 

仕事に「量」を求めるのではなく、

個々の「質」を重んじる点は弊社も共通。

 

業界は違えど同じような価値観の皆様と

関係を築けることを嬉しく思います!

 

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