本日はPETROFのメンテナンス2台!
どちらともユーザー様はピアノの先生...
こだわって購入されたとあって納品後も
とても大切にご愛用頂いています^^
午前はボヘミアンガーネットを想わせる
美しいマホガニー材のP131M1モデル。
一軒家1階のために湿度は少々高め、
まずはチューニングピンを綺麗に...
ハンマーと弦の合わせを点検した後
A=439→440Hzにピッチ上げ調律。
こちらに納品してから約3年が経過、
音程がだいぶ落ち着いてきました。
調律後は鍵盤を外して棚板を掃除、
キーピンを磨いてから鍵盤の高さを
調整、再び水平に均しました。
鍵盤の深さを10mmにリセット。
やや近くなっていたハンマーストップを
低音15mm、中音14mm、高音13mmの
基準値に再調整、正常な弾き心地に。
こうして調律、整調、整音作業が完了。
くすんでいたペダルをクリーニング。
外装もワックスで艶々に磨きました。
PETROF P131M1 Mahogany High Polish
Discacciati Piano Bench Mod.107
最初の1年は半年おきに、そして現在は
1年毎にメンテナンス、毎回手間をかけて
精密調整を重ねることで音程だけではなく
アクション&鍵盤も安定してきました。
先生はもちろん子供の生徒にもチェコの
楽器をお楽しみ頂けましたら幸いです♪
さて、午後は落ち着いたダークブラウンが
渋いウォルナット艶出のペトロフP118P1、
同じ横浜市内を移動して訪問しました。
そう、一昨年のチェコフェスティバル2016に
出展、活躍したあのアップライトピアノです。
ひとつずつ弦の当たりをチェック。
ハンマー弦合わせを修正しました。
鍵盤を外して棚板の清掃後、キーピンの
汚れを1本ずつ拭っていきます。
再び鍵盤を収めて定規で高さチェック、
僅かながらに浮き沈みがみられます。
極薄のパンチング紙を用いながら
鍵盤均しを行っていきます。
鍵盤の高さを再び正確に均しました。
ハンマー接近距離もあらためて修正。
A=439→442Hzにピッチ上げ調律後
針刺し整音&ハンマー表面を処理、
2台目のメンテナンスが完了です。
PETROF P118P1 Walnut High Polish
Discacciati Piano Bench Mod.105
調律の変化が大きいのはまだ新しい為、
午前に訪問作業したP131M1のように
歳月&丁寧なメンテナンスを重ねると
楽器も徐々に落ち着いてくるものです。
ずっと愛用できるピアノに出会えたと
お客様、引き続きお楽しみください♪
さて、実はこのあと。
横浜・根岸で美味しいコーヒーを淹れると
評判のカフェハンズさんが近かったため、
折角なので仕事後に寄ってみました^^
今回モンブランとともに頂いたのは
パナマの「ドンパチ・ゲイシャ」
香ばしく上品な味、飲み易かったです♪
CAFE HANZさんのホームページより
「ハンドピックにより欠点豆を一粒一粒
取り除き、ゆっくり時間をかけて豆の芯
まで火を通した雑味のないコーヒーで、
寛ぎのひとときをおたのしみください」
鍵盤を精密に均し、音程・音質を整える
ピアノのメンテナンス作業にも何となく
通じているように思えませんか??
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