年末のチェコ大使館イベントで出会った
女性が演奏家を伴ってご来店に...さらに
ピアノの先生が生徒様のピアノ選びの為
ご試弾...と来訪者で賑わう今日この頃。
日頃の取り組みが実を結び始めている、
そんな確かな手応えを感じています^^
全てはチェコ製ピアノのポテンシャルと
その素材を引き出すプレップ作業にあり。
入荷したばかりのP131M1の調整シーンを
一挙にご紹介いたします!
まずアクションを外してチューニングピンと
弦をクリーニング、響板に美しいロゴが...
くすんでいたピンを磨き上げました♪
すべて鍵盤を外して鍵盤筬の増し締め。
キーピン×176本を綺麗に磨きます。
フロントキーピンの角度を微調整。
キーホールをブラシで掃除、ご覧の通り
エプロンには細かい木屑、新品ピアノの
調整にはこうした気遣いが必要です。
弦の振動が駒に伝わるように真鍮棒で
駒付近を「駒打ち」して密着させます。
ハンマー走り、捩れを修正して弦合わせ、
正しく真ん中で弦をとらえるように調整。
この日はいったんA=442Hzでピッチ上げ
調律を行って作業を終えました。
翌日ふたたび作業を再開、バランスの
キーピン前後位置を細かく修正します。
鍵盤下にある様々な厚さのパンチング紙を
抜き差しして鍵盤の高さを正確に調整....
黒鍵の高さもご覧の通り正確に調整。
鍵盤後方のキャプスタンを調整、
上下、左右、間隔を適正位置に。
キャプスタンに続き、バックチェックや
ブライドルをプライヤーで調整します。
トリル、連打がしやすいように接近調整、
精密な調整には音楽的な意味があります。
ハンマーストップ、次の音に入るための
動作をスムーズに整えていきます。
ダンパーの動作、掛かりをチェック。
あらためて調律を手直しした後に「整音」、
針を入れて88音の弾力性を作ります。
最後に3弦合わせ作業、輪郭のあるppp、
艶っぽいサウンドに仕上げて調整完了!
柔らかい音質と深みのある響き...
お子様が好みそうな軽快なタッチ感に
仕上げてみました♪
深い森を想わせるウォルナット材を使用。
美しい木目と趣きのある東欧デザイン...
PETROF P131M1 Walnut High Polish
Discacciati Piano Bench Mod.105
ペトロフ社が誇る最上位アップライトを
白金台ショールームでお試し下さい。
皆様のご来訪をお待ちしています!
ペトロフピアノ専門店
株式会社ピアノプレップ