PETROF P173Breeze Chippendale

18世紀イギリスの家具デザイナー
トーマス・チッペンデールによって
考案された様式で職人たちが作る

ペトロフでも人気のグランドピアノ。

 

 

そのプレップアップ作業を一挙公開!

New! 2020.4.17 P173Breeze音源ご紹介

 

ベッディングスクリューを調整後、

キーピン前後位置を正確に調整。

 

鍵盤の高さを定規でチェック。

 

調整はピアノ本体から作業台へ。

アクション、鍵盤を外してリセットします。

 

工場で混入した小さな木屑を掃除、

キーピンも1本ずつクリーニングします。

 

フロントキーピンの角度を微調整。

 

チョークのメモに基づいてパンチング紙で

鍵盤の高さを微調整していきます。

 

鍵盤のホールをブラシで掃除、

細かい木屑を取り除いていきます。

 

鍵盤の遊びをひとつずつ調整。

 

鍵盤の力をアクションに伝達する為の

キャプスタンを綺麗にクリーニング。

 

こうして鍵盤の基礎調整が終了、

ハンマー調整は翌日に持ち越し...

 

日付変わってハンマー調整に移行、

工場出荷時はフェルト表面が粗め...

 

左がビフォー、右がアフター

違いがお分かりでしょうか?

 

高音域のハンマーフェルトも...

 

丁寧にファイリングを行うことで

 

フェルト表面を美しく仕上げます。

これで艶々しく歌うような音色に...

 

弦とハンマーの合わせ作業を行った後

のり紙を用いてサポート合わせ。

 

バックチェックの角度を微調整。

 

バックチェックとハンマーの合わせ作業。

 

ローラースキンにテフロン処理、

上質なタッチを作っていきます。

 

レギュレーティングボタン&小ジャック、

キャプスタン&ウィペンヒールの位置が

それぞれ最適な箇所におさまりました。

 

ジャックの前後調整。

 

ジャックの高さ調整。

 

LEDライトを用いてハンマー接近調整、

pppを奏でるために重要な作業です。

 

鍵盤の高さが正確に揃えてから

 

鍵盤の深さを10mmで調整。

 

ハンマードロップ調整。

 

ハンマーストローク(打弦距離)調整、

基準を作って高さを均していきます。

 

アフタータッチの感触をもとに黒鍵の

深さをひとつずつパンチング調整。

 

ハンマーストップは弦から15mmで、

スプリングの強さを整備してようやく

長かった「整調」作業が完了です。

 

駒打ちを行った後、A=442Hzで調律。

 

整調、調律を終えたら「整音」作業、

ハンマーフェルトに針を刺すことで

先ずは弾力性を地道に整えます。

 

止音するダンパーの調整を行って

この日の作業は終了....

 

さらに翌日に「整音」作業の続き、

ソフトペダルの整音から...

 

3弦合わせ、弦とハンマー先端の

接点を弦を弾きながらチェック。

 

3弦が同時に当たるように弦跡を

薄く削りながら微調整、こうして

輪郭のあるpppが宿りました。

 

P173Breeze Chippendale Mahogany High Polish 

Discacciati Piano Bench Mod.110

 

ボヘミアの「ガーネット」を想わせる

美しいマホガニーで作られた外装。

 

しっとりと滑らかな弾き心地に整備...

朗らかな音色、温もりある深い響きを

ショールームで体感してみませんか?

 

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