Xmasイベント@チェコ共和国大使館の
記事を書く前に新しく入荷したP125F1
ウォルナット艶出モデルのプレップを。
こうしてPETROFの人気が出始めたのも
プロの音楽家や愛好家が支持する丁寧な
調整作業あればこそ、ここは怠れません。
まずはチューニングピンのクリーニング、
付着している埃や汚れを1本ずつ除去。
アクションを外して弦もクリーニング。
鍵盤筬、棚板のネジ締め作業。
キーピンをひとつずつクリーニング、
弾き心地を滑らかにします。
フロントのオーバルキーピンの角度を
定規をあててチェック&修正します。
鍵盤のホール掃除、そしてプライヤーで
1鍵ずつ遊びを作っていきます。
鍵盤の土台を作ってから、ハンマーと
弦の合わせ、角度、間隔を微調整。
鍵盤の高さ、深さをパンチング紙を
用いて精密に均していきます。
ハンマー、鍵盤のポジションが確定したら
それに合わせて各部品の位置、間隔、
前後、角度など88か所を全て微調整...
ハンマー接近調整、より細やかな
ピアニッシモが奏でられるように。
そしてハンマーストップ調整、
弾き心地を88音整えました。
ダンパー点検後、A=442Hzで調律。
音程を揃えたら「音質」を調整。
少々音が硬いためハンマーフェルトに
針を入れるヴォイシング作業を。
音質、弾力性を整えたら針跡を処理、
凛とした艶々しい音に仕上げました。
ちなみに入荷直後のハンマーの写真。
フェルトの形状がボコボコでした....汗
そしてプレップアップ後のハンマー!
表面は美しく、弦跡も正確にリセット。
時間と手間をかけたプレップアップが
こうして完了、ピアノが「楽器」に。
深いブラウンが特徴のウォルナット、
どことなく落ち着いた響きが持ち味。
PETROF P125F1 Walnut High Polish
Discacciati Piano Bench Mod.105
皆様のご試弾をお待ちしています♪
ペトロフピアノ専門店
株式会社ピアノプレップ