お待たせいたしました♪
PETROF社のベビーグランドピアノ
P159Boraウオルナット艶出モデルの
プレップアップ作業の模様を公開、
日を分けて調整を行いました。
ウォルナットは格調高い茶色が特徴。
英国では17世紀初頭から高級家具に
広く使用されていた木材になります。
本体からアクションを引き出して先ず
鍵盤筬、キーピンのクリーニングなど
土台の調整から丁寧にリセット...。
店主と同じ作業が出来るように最近は
仲間の技術者にサポートに入って貰い、
精密な調整を体感して頂いています。
鍵盤の力をアクションに伝達するための
キャプスタンも綺麗に磨いて滑らかに。
鍵盤遊びを88鍵しっかりと作ります。
鍵盤高さを徹底的に均すことによって
アクションの調整に意味が生まれます。
ハンマー弦合わせ、サポート合わせ、
アクションの精密な調整を実施。
ハンマー接近、ドロップ、白鍵深さ
ストローク(打弦距離)、黒鍵深さ...
各工程を順にクリアしていきます。
ハンマーストップ後、連打性に関わる
スプリング、ダンパー動作をチェック、
こうして「整調」作業は完了しました。
繊細なpppを奏でられるか実験。
調整作業そのものが目的ではなく
その結果が弾き手にとって大事…
新品のためA=443Hzで「調律」を。
P131M1プレップ、ナイトーン取付と
同じタイミングで「整音」を実施した
ショールームの雑多な風景を...汗
ファイリング、針刺しヴォイシング、
ソフトペダルの整音、3弦合わせ、
音質の粒がそろうまで細かく入念な
作業を繰り返し続けて貰いました。