「『もう無理!』の先にある成長。
 ― ピアノ学習が教えてくれる成長のサイクル ―

 ピアノの上達は、一夜にして起こるものではありません。

 「もう少し頑張ってみよう」
 「あと一回弾いてみよう」
 「前回できなかったところを、今日はできるようにしたい」

 そんな小さな積み重ねの中で、
子どもたちは少しずつ

「自分はどこまで頑張れるのか」

を知っていきます。

 もちろん、
無理をし続けることが大切なのではありません。

 大切なのは、

 「これ以上は頑張れない」
と感じる少し手前で挑戦し、

乗り越えられたという体験を重ねること。

 頑張った先で、

 「できた!」
 「前より上手になった!」
 「先生に褒められた!」
 「おうちの人に喜んでもらえた!」

 そんな
達成感や充実感、自己肯定感
を味わうことができます。

 この「頑張った先にある快い感覚」が、

 「またやってみよう」
 「次も挑戦してみたい」

 という意欲につながっていきます。

 すると、不思議なことに、
以前は「ここまでしか頑張れない」と思っていた線が、
少しずつ広がっていくのです。

 昨日の自分には難しかったことが、
今日の自分にはできるようになる。

 その経験を通して、
子どもたちは単にピアノが上手になるだけでなく、
  
- 努力する力
 
- 継続する力
 
- 自分を信じる力
 
- 困難を乗り越える力

  を育んでいきます。

 ピアノ学習の魅力は、音楽を楽しむことだけではありません。

 「頑張る → できる → 嬉しい → また頑張る」

 この健やかな成長のサイクルを、
実際の体験として積み重ねていけることも、
ピアノを学ぶ大きな価値の一つだと感じています。

 一人ひとりのペースは違います。

 だからこそ、その子にとっての

「ちょっと頑張れば届く目標」

を大切にしながら、
小さな成功体験を積み重ねていきたいと思っています。

 ピアノを通して身につけた「頑張る力」は、きっとこれから先の人生のさまざまな場面で、その子自身を支える大きな力になっていく。

そんなふうに、
ピアノを通して

「頑張る力」
「自分を信じる力」

を育みながら、
一人ひとりが自分らしく成長していける―

そんな青写真を心に描きながら、日々レッスンをしています。