優れた芸術的創作は

無限の自由から生まれる


というよりは


ある程度の制限や枠の中で

如何に美しいもの、価値あるものを

生み出していくか


というところにあるように思っています


私の場合は

西洋音楽という枠の中で

(無調音楽を除く)


如何に価値あるものを生み出していくか


絶えず考えています



ホロコーストを生き抜き

ロゴセラピーというものを生み出した精神科医

ヴィクトール•フランクルは


人生を砂時計に例えて

意味と価値を持たせる生き方について

説明しています


砂時計の砂があとわずかしかないことを

憂うのではなく


落としてきた砂に目を向けることが

自分の

生きる意味や価値を見つけて生きることだ と


だからこそ

正しいこと、価値のあること、意味のあるものを

下に落としていく


つまり

どういう態度で1日を過ごしたか

それによって

落ちていく砂の質も違ってくる ということ


それは

一瞬一瞬の行動が

自分自身を作り上げていることになるから


そして

生きている間は

その人の人物像は定まることがないが

死んだ時に初めて

全てが定まる


死ぬ瞬間に自分自身が出来上がるのだ


もうそれを動かすことはできない


そして

その人が生きた事実はなくならない

過ぎ去った時間は

事実として残るのだ


輝く日々

それが過ぎ去ったことを泣くのはやめよう


その代わり

かつてそれがあったことを

思い出して、微笑もう…


これらが

こころの時代で取り上げられていました




リミットがあるからこそ

価値が生まれる


人生もそうなのかもしれない


と思いました


今日は午後から夜まで空きコマ無しの

レッスン日


東京までの行き来を入れると

1日がかり


ちゃんと合間に水分補給したり

ペース配分できるかな

正直しんどいなぁ…と


昨年

熱中症からコロナになってしまった体験から


そんな不安も過ぎるのですが


かかる高額な交通費を考えても

費用対効果はMAXなのだから

極めて合理的な仕事配分では

あります


自分のリミットと向き合いつつ

現状を受け入れて


価値あるもの

意味のあるものを下に落としていく


一瞬一瞬の自分の行動によって

自分自身が作られているのだから


そして

リミットがある


ということに意識をむけたら


気持ちが楽になりました


限界ギリギリのところだからこそ

価値のあるものとして

自らの行動を下に落としていける

のかもしれない と


何に価値があるのか

何に自分は感謝できるのか


まなざし


の練習をしながら


自分の行動の選択をしていきたい

と思います


〜だから無理、辛い


という発想から

リミットがあるからこそ

そこに価値を見つけて

ポジティブな考えに切り替え


仕事として

他者に

貢献していくことで

価値あるものを落としていきたい


もちろん

価値あるものを落としていく

ことは

楽なことではないのかもしれない


とも思います


そして


無理をすれば

燃え尽きる


そのリミットもしっかり見据えながら

ですが


今日も1日


無事に早く過ぎ去れ


という認識ではなく


価値を落としていく

という認識で過ごしたいと思います



聖書の中に

いつまでも残るのは信仰と希望と愛です


その中で最も優れているのは愛です


という文言があります


という最も高価なものを


落としていきたいと思いますが

その面でもまだまだいろいろと成長過程です


そして

人生が終わった時が

自分の完成


リミットがあることを意識しながら

成長できる道を選択し続けたいと思います