不安が安心 | ピアノねこのヒーリングサロン

ピアノねこのヒーリングサロン

神戸でレイキ伝授、ヒプノセラピー。ほんの少し、心つかれたときに。

こんにちは~猫

早くも九月末、びっくりです。

お元気でお過ごしでしょうか?

 

 

さて。

「不安が安心」です。

日本語オカシイ…真顔

ですよね。

でも、そうなんです。

 

人間、太古の昔から

「生き延びること、

そして子孫を残すこと」が

第一義でした。

 

ですから、一番発達しているのが

「危機管理能力」です。

 

平たく言えば、

「身の危険を避ける能力」が

超重要な命題です。

 

ぶっちゃけ使命だの、

崇高な命題なんか二の次三の次ですw

 

で、身の危険がないかどうか

確認するためには、

 

常に気を配り、足元手元を探り、

見えるもの聞こえるもの、

身体に感じる感覚を研ぎ澄ます。

 

それは古代から現代まで、

人として生きるために当然の態度。

 

命なくしてこの世界、

生きられませんから。

 

 

が、その能力が発達しすぎると、

自ら「危険なことはないか」

「大丈夫だろうか」と探しまくって

 

「常に不安、いつも心配、

あれが悩み、これが苦しみ」となる。

 

苦しみを自動生成してしまう。

 

 

えっ、あなたはそんな事ない?

それはそれは、素晴らしい。

とてもとても、羨ましい。

 

ではお聞きします。

「なんか幸せすぎて不安」

「上手くいきすぎて、なんか変」

も、ございませんか?

 

幸せすぎても、不安になるんです。

上手くいきすぎても、

変な感じなんです。

ストレスを感じるんです。

 

 

大昔に読んだ心理学の本

(名前忘れた)に、

人々が感じる

ストレス場面の統計が

載っていました。

 

その上位に

「温泉旅行の二日目」とあり、

「おお。マジかびっくり

とビックリしました。

 

楽しみにしていた温泉旅行。

万障繰り合わせてやっと取れた休暇。

家族で、友人で、カップルで、

あそこに行って、ここで食べて…。

 

めちゃくちゃ楽しみに期待した

温泉旅行の二日目に早、

ストレスを感じるのが人間。

 

「何も考えなくていい、

何も強制されない、自由」が、

ストレス滝汗

 

 

もっと旅行そのものを楽しみ、

堪能すればよいものを

 

なんか手持ち無沙汰が寂しくて、

ぼんやり残してきた仕事のこと

考えたり、ついネットで

いつものトピック探したり

 

何なら、一緒に行った人の

癖や仕草が妙に気になって、

顔をしかめたり。

 

イヤ別に、それ今必要?

せっかくの温泉旅行、

もっと楽しんだらええんちゃう?

 

なのに、なぜか

自分から不安になること、

不満に思うことを探しちゃう笑い泣き

 

 

こういう、些細なことが

あなたの心理状態に

 

ひいては人生そのものに

大きな影を落としています。

 

 

ひとつ、不満があった。

 

例えば、

旅先のホテルのTVで

ニュースを見てて、

 

それについて、

あなたが思うことを言った。

相手は、それと真逆な反応だった。

 

心の中で「モヤッ、ザワッ」とした。

(この人いつもこうなんだから)

と思った。

 

チェックアウトしたときの、

ホテル従業員が無愛想だった。

(なんなん、あの態度)

 

ちゃんと時間通りのバスに乗れた。

次の目的地に予定通り着けそう。

 

でも、バスが混んでて

暑くて不快になった。

(なんだか嫌ね)

 

次の目的地に着いた。

けれどネット画像ほど

キレイでも、感動でもなかった。

(イマイチね。ネットにだまされた)

 

 

こういうことを

自覚しないまま積み重ねると、

 

帰宅していたときには、

なんか行く前より疲れた~チーン

と、なりがちです。

 

あんなに楽しみにしていた

温泉旅行なのにあせる

 

 

それは、

あなたの中の「危機管理能力」が

「不安はないか、不満はないか、

心配する必要があるのでは」と、

過剰反応を起こしているからです。

 

そうすることで、安心したいんです。

だから「不安が安心」なんです。

 

 

これは誰にも起こりうることですが、

自らストレスを自動生成して

累積赤字のようになる前に、

 

こまめにガス抜きをする

必要があります。

 

 

先ほどの旅行の例でみると…

 

旅先のホテルでニュースを見て、

意見が違った時。

 

「へえ、そうなんだ~。

どうしてそう思ったの?」

と話し合いするのもよし、

 

(まあ、この人の意見を聞かんでも

いい、スルーしよううーん)でもよし。

 

無愛想なホテル従業員に対して、

わざと丁寧に

こちらがお礼を言うという

皮肉をかますもよし、

 

(こんな人にはならない。

反面教師だ)と思うもよし、

 

思いっきり無愛想な態度で

返すも良しですにやり

 

バスの中が暑くて不快。

身動きも出来ない。

 

なら、ペットボトルの水を飲む。

襟元を緩める。パタパタする。

 

次に着いた目的地がイマイチ。

 

「えーっ、イメージと違う~ビックリマーク

ガッカリ~ショボーン」と

その事で友達と盛り上がるもよし、

 

(これ、SNSのネタにしよう)

でも良しです。

 

 

どれも良し。

正解はありません。

 

でも、ひとつだけ言えることは

「今、あなたが何を感じ、

どう思ったか」を

ちゃんと把握しているか

どうかが大切。

 

「モヤッ、ザワッ、イラッ」

と感じたその時。

 

即座にその感覚を抑圧する

クセがある人。

我慢するのがデフォルトの方は、

要注意です。

 

無自覚なまま放置すると、

累積赤字です。

 

 

人間、「不安が安心」なんです。

「不満が満足」です。

「心配することで大丈夫」

と思っちゃう生き物です。

 

そこを自覚すると、

「じゃあどうしようか」

と考えられます。

 

でも無自覚に抑圧すると、

対策も何も立てられません。

 

 

「ああ、私は自分から

不安の種を探してるんだな」

「そうすることで、

安心しようとしてるんだ」

 

そう認めるだけで、

本当の安心、本物の大丈夫が

得られます。

 

 

ではまた。

どうぞ今日もお幸せにラブラブ