長草天神社のどぶろく酒造所へ潜入! | 日々発見、たま~におでかけ♪ 中日新聞 共和西ブログ

日々発見、たま~におでかけ♪ 中日新聞 共和西ブログ

新聞とまごころをお届けしている、大府市にある小野新聞店です♪
こちらのブログでは、中日新聞記事、
見たもの、聞いたもの、おいしかったものなど、
大府・名古屋ネタを中心に、日々の小さな発見を書いています。
たまに旅行記も書いています!

大府市の長草天神社では毎年2月下旬に、「どぶろくまつり」が行われます。


このお祭りは500年もの歴史があり、大府市の無形民俗文化財にも指定されています。
名前の通り、お祭りでは参拝者にどぶろくが振る舞われます。


このどぶろくの醸造は、長草地区の6組の酒元組が輪番制で、境内にあるどぶろく酒造所で行っています。
今年は前屋敷組が担当で、前屋敷組の委員長が当店のエリアのお客様でしたので、お願いしてどぶろくの仕込みの様子を見学させていただきました。


1月18日の中日新聞朝刊・知多尾張版にどぶろくの仕込みの記事が載っていましたが、その取材があった1月17日が元入れの日。

元入れに始まり、初添(はつぞえ)、中添(なかぞえ)、留添(とめぞえ)と3回お米を追加していくのですが、今日1月26日は最終の留添の日で、前屋敷組総出での作業が行われました。


今日は大府市の広報の方や警察の方、知多メディアスの方もいらしていました。
知多メディアスの森千明さんは、いつも元気なブログを書いていらっしゃるので読ませていただいていましたが、偶然にもお会いすることが出来ました。
お互い帽子着用のマスク姿でしたので、誰なんやらわからない感じで、怪しげな対面となってしまいましたが



こちらが長草天神社のどぶろく酒造所↓

 
{2CC69008-53EF-4D3B-A886-7FB12C1EE48D:01}


この巨大蒸し器でお米を蒸します↓

{B71D11DE-9A5B-494E-8699-D4BD8BACBE4A:01}


酒米は、精米する際に60%ほど削るそうです。
ずいぶん削ってしまうんですね~。ビックリです。
今回の醸造に使われるお米は総重量310kgですので、およそ775kgのお米が使用されていることになります

この量のお米から、650リットルのどぶろくが出来上がります。


お米が蒸し上がるまでは、ストップウォッチで正確に時間を計ります。
時間になりました

{C14592EE-6650-456A-9439-A858A57D38D4:01}


蒸しあがったお米を台の上へ広げます。

 
{DE3A18FC-9C0A-41E7-9C73-8928E6D79D7B:01}


湯気で部屋中真っ白です。

 
{BD73B55E-C7A3-4BA5-A927-87396CE1571E:01}


2つの台に広げて、しゃもじや手でほぐしながら冷ましていきます。
温度計で何度も温度を測定しながら、決められた温度まで冷まします。

{53244944-1875-4B9F-8C23-BEDBFFF1F57A:01}


適温になったら、次は箕(み)に入れておけまで運んでいきます。

{504AC701-5A43-4457-8AA2-9F158878E08E:01}


残念ながらこの場所は女性は入れないそうで、遠目から見学です。
女は入れないんじゃないかと思っていましたが、やっぱりでした

かき混ぜます。
初添、中添とだんだんお米の量が増えていき、留添の今日は124kgのお米を追加。

{6798CDB5-078A-4B5B-9DD7-3B732DA71DFB:01}


この白い装束をつけた人は酒造委員の方で、各組に3人ずついらっしゃいます。
次に担当する組の酒造委員の方たちはお手伝いをして、どぶろくの仕込みの予習をされるそうです。

後は、朝8時、昼1時、夜7時半と1日3回見回りをします。
温度が低くなっていれば保温剤で温め、高くなっていれば氷で冷やしながら適温を保っていきます。


そして、おまつり当日に一番最良の状態になるよう調整をしていきます。
ということは、おまつりの日に飲むどぶろくが一番おいしいと言うことですね


毎年どぶろく振る舞いの時には、30分ほど前から人が並び始め、どぶろくを求める人で大賑わいとなります
どんな味になってるんでしょうね。楽しみになってきました


 
このどぶろくまつりでもう一つ有名なのは、猩々(しょうじょう)です。


猩々は福と徳を授けるといわれる酒好きの中国の架空の生き物です。
酒好きだからなのか、赤い顔をしています。


バリンといわれる竹の棒を持って、叩いてきます。
叩かれるとその年は無病息災で過ごせると言われていますが、最近は叩くと問題となってしまいますので、触れる程度にしているそうです。
猩々も気をつかわなくてはいけない時代になってしまったんですね~



おまつりの最後には投げ餅がありますが、激しい奪いあいとなることが予想されますので、メガネや身の回りの貴金属は外してから挑みましょう!との事です(((( ;°Д°))))


こちらの投げ餅にはクジはついていないそうですが、クジ付きの投げ餅は本当に恐ろしい争奪戦が繰り広げられますからね~。
うちの子供は恐ろしくて泣いていました。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。



おまつりには露店もた~くさん出ます。
駐車場に露店が建ち並びますので、当日は駐車場がなくなります。
徒歩が無理な方は、JR共和駅より45分おきに無料シャトルバスがでますので、そちらをご利用下さい。

どぶろくを飲んだら、車の運転できませんしね



前屋敷組のみなさま、おいしいどぶろく、楽しみにしています



【長草天神社 どぶろくまつり】

★日にち  2016年2月21日(日)

★場所  長草天神社
       大府市長草町本郷44

★スケジュール

10:00 式典
12:00~14:00 どぶろく振る舞い
15:00 投げ餅
※天候によって状況が変わることがあります


大府のしんぶんやさん♪
 中日新聞共和西 小野新聞店
 ホームページはこちらです!