5年生の修了式前3日間ほどは
ほぼ平常授業はなくて
特別授業やお楽しみ会などが多かったようです。
その中でクラスで討論会があり
テーマは
「小学生にスマホは必要か」
お題がいかにも現代ですね~
シナ子はこの日は用事があって欠席したので
お友達が色々あったことを教えてくれたそうです。
スマホ必要グループと
不要グループに分かれて討論したのですが
そしたら
不要グループが
シナ子がスマホを持ってないことが例に出したと。
例に出したのは自分自身は小学校入学と同時にスマホをもらったスマ子ちゃん。
スマ子ちゃんの発言を要約すると
「自分は1年生からスマホを持っていて
今はスマホがないと生きていけなくなってしまった。
勉強していても目の前にスマホがあると勉強できない」
「で、クラスで一番幸せに見えるシナ子に話を聞いた
シナ子さんってクラスで一番幸せな人だと思いませんか?
(それに対して反対意見が出ないこともすごいなと思った)
シナ子さん・・
実はスマホを持ってないんです!」
ええー
ざわつくクラス
実はクラスでスマホを持ってないのはシナ子だけらしい
で、
シナ子がスマホを欲しいとも必要とも思っていないこと
キッズケータイで十分だと感じてること
や
塾に行っていないのに
塾に行っている子よりも成績がいいこと
(これについてはT大の研究で
幼いころからスマホを使い続けていると脳の発達が6年生で止まってしまうという研究データも一緒にだしてきて説明してたそう
どの程度使っているかなど詳しい説明は聞いてないけど)
ピアノに集中して練習できていること
(クラスの子たちはピアノが上手な子としてみてくれている)
など・・
「シナ子さんが幸せを得ているのは
スマホがないからかもしれません!」
ってな意見に行きつき
クラスの1名除いて全員が賛同
「シナ子がもしスマホを持っていたら
今ほど幸せだったかどうかは疑問です」
って感じになり
私はシナ子がみんなから
クラスで一番幸せな子だと思われてることが
なんだか嬉しくありがたかったな
小学生にスマホは不要派が圧勝したらしい
もちろん他にもいくつか理由を挙げていたけど
シナ子という身近な例が
みんなを納得させたところもすごい。
ところで小学生のスマホ事情だけど
(シナ子聞き取り)
持った時期は小学校入学や
塾に通い始めた頃など。
使い道は
グループラインで遊びの約束や集合かけ
(特に男子。「公園でサッカーするから集合!」「今日はどこどこでゲーム!」とか)
調べもの
無料ゲーム
推しを見る(一種の調べものですね。これは女子に多いみたいです。)
グループラインで会話
がメインみたい。
ただこのグループライン会話・・
意地子ちゃんたち腹黒軍団のラインは
夜11時ごろからスタートして12時ごろまでやってるそう
塾から帰宅後、塾の宿題が終わってから始まるので
どうしてもその時間帯になってしまうみたいだけど
小学生がそんな遅くまで起きてたらあかんでーー
今は良くても絶対後で後悔するから
やめなはれーって思うけど
楽しいんだろうな。
そしてやめられない。
子どもたちもバカじゃないから
よくないのはわかってるだろうし
辞めたほうがいいのはわかってるけれど
誘惑には勝てなくて
やめられないんだろうな。
もちろんうまく使えてる子もいるので
必ずしも良くないとは言い切れないけれど
小学生以下の子にスマホを
いつ与えるかは親の責任だなと
その討論の結果を聞いてほんとつくづく思った・・
そしてスマホ大好きな子たちでさえ
「スマホがなかったら
私はもっと幸せだったかもしれない」
なんて思ってることに
切なくなりました
こんな手のひらサイズの四角いものに
支配されてるなんてバカバカしくない?ってシナ子に聞いたら
「ヤバイよねーー」
と言ってました。
でも中学になるころにはスマホを渡そうとは思ってます。
なので今は
いかにスマホが時間泥棒であるか
を説明
ははは・・
偉そうに言いつつも
私はよく時間とられてます
気づいたら控えめに言って1時間経ってたとか普通にあるし
偉そうなことは言えません。
ただ違うのは
子どもたちは未来に向かって自分の夢をかなえていく段階にあるってこと
夢をかなえるには努力する時間が必要
その大切な時間を
こんな四角いものに奪われていいの?
ってことです。
クラスのみんなもそれに気づけただけでも良かったんじゃないかな。
スマホとどう付き合うかは
これからは自分自身の責任になっていくと思うので
うまく使えるといいなと思います。