昨年初めてカワイの株主優待
ピアノコンサートに行ったワタクシ。
とってもよかったと株主である父に伝えたところ
「じゃあ株を売らずに持ってるね」とのこと。
ありがとうございます!
というわけで、その恩恵を今年も。
お供はもうおなじみ?のO2君。
O2 「今年は東急東横線 日吉駅近くが
会場なんだね」
実家から近いということで選んでみました~。
今回の会場はココ。
O2 「何とも立派な建物だね。
あっ、何か見たことのあるマークが
壁についてるよ」
それもそのはず、この建物、
慶應大学なのですよ~。
『協生館』という建物ですって。
やっぱりお金持ちの大学は違うね!
駅ビルで軽く夕飯を済ませ、
5時50分頃建物に入ってみると…
O2 「わ~、6時開場なのに
もうこの行列!」
昨年は開場してから入ったから
こんなに並んでなかったのにね~。
O2 「こんなに並ぶということは、
超有名ピアニストなのかな?」
そうなんですよ~。
今回のピアニストはこの方。
O2 「写真の顔が小さくて分かりづらいだけど、
エビちゃんだったんだね!」
こらっ!海老彰子さんを
そんな呼び方するのではありません
すみません、うちのO2が…。
ご存知ない方に軽く説明。
1980年のショパンコンクールで5位入賞した方です。
ホラ、だいぶ前に記事にした
女の子なのに「サムライ的熱情」と
紹介されてしまった方ですよ。
今回のプログラムは、フランスがテーマ。
前半はフォーレの『主題と変奏』Op.73と
ラヴェルの『夜のガスパール』。
後半はオールショパンで
『ノクターン62-1&48-1』
『バラード3番』『舟歌』『バラード1番』です。
さすがフランスを拠点にご活躍という
ことだけありますね~。
今回確保した席も前の方でした。
O2 「前から2列目だけど、
よく手とペダルの様子がわかりそうだね」
そして、立派なシゲルカワイのフルコン
これ、大学の持ちものなのかしら?
きっかり6時半開演です。
現れた海老さんは、よくペダルを踏むのが
わかりそうなくるぶし丈のロングスカートでした。
すごく細かくペダルを踏んで、
音が濁らないようにしてらっしゃいましたよ。
大体左の脚もペダルでスタンバイ
されていましたが、ff以上の音を弾く時は
すごく大股に足を開き、左脚を踏ん張ってました。
この姿がサムライの立ち姿勢を
連想させるから「サムライ的熱情」って
書かれちゃったのかな?な~んちゃって
そして、鍵盤の上をツルツルと指がよく滑ること!
あまり身長が高くなく(多分155センチくらい)、
手の平も大きくなさそうなのに、
連続オクターブも軽やか~でした。
前半の曲は個人的にほとんど聴いたことが
ないので何とも言えませんが、
「あれ?今、暗譜が飛んじゃった?」という
シーンが2回ほど見受けられました。
私の勘違いかなぁ…。
しかし後半のショパンは超安定
ああ、私もバラード1&3番を
少しでも海老さんのように弾けたらなぁ。
ノクターンはワンチャンあり?
舟歌は当分おあずけだな・・・
アンコールにラヴェルの『鏡』から
『道化師の朝の歌』と、ショパンの
ノクターン15-1を弾いてくださいました。
ノクターンを弾く前は、ちょっと冗談っぽく
「もう手が疲れちゃったわよ~」的に
右手をブラブラ振ってらしたのが
すごくおちゃめで、観客のみなさんの
笑いが起きたのでした
海老さん、ステキな演奏を
ありがとうございます~