世間は三連休なのですね。
今日は朝から晴れてお出かけ日和です。


さて今回は「チケットノルマ」をテーマに
記事を投稿したいと思います。

単刀直入に言うと、クラシックにおける
演奏会のほとんどが出演者自身(身内関係者)
に多くのチケットノルマが課せられている
というのが日本のクラシック業界の現状です。

身内にせっせと売り捌いて
なんとか体裁をとっているだけの現場。

つまりその時点で成り立っていないのです。

以前にも別の角度からの視点で
聴衆を育てる意識がないという記事を
投稿したことがありますが
(圧倒的に素人ファンより演奏者の数が多いのも原因)
その結果としてチケットが売れない
という問題にも繋がっているのだと思います。

出演者や関係者にチケットノルマがある場合、
チケットが売れない=自腹をきる
そして聴きに来ているのは常に関係者ばかり
という構図が出来上がってしまいます。

それならそれで身の丈にあった会場にして
集客数を減らせばよいだけなのに
不思議とそういう事はしないのですよね。

大きなホールで演奏会をする事がすごい‼︎
と思われる風潮があるせい?
これもまた競争社会の歪みから、無駄なプライドを
捨てられないがゆえの問題なのかもしれません。

そもそもとしてクラシックファンがいない
という根本的な問題を解決する気があるなら
発想を変えて新しく生み出していくしか
方法はないと思うのですが、違うのかな。

子供達の未来より、大人達の「今」が優先で
長期的視点で物事を考える事をしようとせず、
目先の利益を優先にした教育をしてきた結果、
日本は演奏者ばかりが溢れかえってしまい
あるべき本来の姿の演奏会が機能しなくなり、
若手音楽家はどんどん立ち位置が悪くなる
という悪循環に陥っているのだと思います。

楽器販売の手口にしても然りで
こうなってしまうと
もはや手遅れのような気がしますが🫠

大人達が自分の目先の利益ばかりを追い求め
今の自分の立ち位置を守る為に必死になり
人を育てる事を疎かにした結果だと思います。


前回までの子供コンクール記事とも
関連してくる内容ですが,それの良い例として
コンクールの「入賞者記念コンサート」
というものがありますよね?

あれも、、、普通に考えたら
入賞者記念という名目なのに、なぜ出演者に
参加費が発生するの?と突っ込みたくなるし
そこに更にチケットノルマがあるという話も
チラッと聞いた事があります。

こういうのも、おかしいと気付ける人は
気付きますが、完全に足元をみられ
カモにされているだけなのですけどね。

本当に将来を期待されての事であるなら、
主催者が全てを負担するものだし、出演者が
参加費を払う時点で搾取の対象にされている
という事に気付こうよ??と思うのですが
人の弱みにつけこんでいくビジネスなので
なかなか奥が深い問題なのかもしれません。

「お宅のお子さん可愛いですねー。
キッズモデルになりませんか?」と勧誘され、
ウハウハその気になった親から撮影料と称して
お金をまきあげていくというビジネスに
ひっかかってしまうのと同じです。

長期的視点で物事を考えていかないと
人生が詰んでいくだけという当たり前の事が
当たり前になっていないのが恐ろしいです叫び

そしてそれに振り回されているのが
未来を生きていかなければならない子供達。
長期的視点で物事を考えていける力を
本来であれば大人達が教えていくべきなのに
大人達の都合の為に子供達が犠牲になっている
としか思えないのは私だけではないはず。

何かがおかしい、、、。


チケットノルマの問題点をわかりやすく
解説してくださっていますので
お時間のある時に視聴してみてください↓