私が日本での音楽専門の道を勧めない理由は

音楽家はやりがい搾取をされやすい職種で

音楽家=お遊び、趣味で仕事をしている人

と思われてしまいがちな国でもあるからです。


仕事と思ってもらえていたらまだマシかも🤔


「ちょっとこれ弾いてみてくれませんか?」

こんな言葉を当たり前のようにしれっと

言われる事が多々あるのですが

他の職種の方に対しても同じ事が言えますか?

という話なのですよ。

「ちょっとこれ、やってもらえませんか?」

「ちょっとこれ、作ってもらえませんか?」

といった感じにということです。


例えば動画添削をしれっと頼んでこられて

それを断ると露骨に不快な返事が返ってきた

ということも過去にあったのですが

もちろん対面レッスンではないから

無料でお願いしますというニュアンスで。


こういう方々というのは

塾等の先生にも同じ事をされるのでしょうか?


音楽というだけで軽くみられてしまう、、、

本当に悲しいです。


だからそういう方には連絡先も教えたくないし

オフの日はスマホの電源も切っておきたいと

そんな事ばかりを考えていた時期がありました。

今はそういう厚かましい人がいなくなって快適になり

そう思うことはなくなったけど、時間外でのやり取りで

1時間近くこちらが時間を割いて対応しても

当たり前の顔をされるのですよ。

それどころか気に入らない事があると文句の電話で

無駄にこちらの時間を奪われた時もありました。


「これくらい、いいじゃん」

そう思われやすい職種なのだと思います。


「これくらい、おまけでいいじゃん」

と飲食店で飲み物代を踏み倒すのと同じだと

いう認識がないのかもしれません。


さくっと弾くだけじゃん

さくっと動画を聴いて添削するだけじゃん

時間なんてそうかからないでしょ?


こういう気持ちからなのだろうけど

そのさくっとできるようになるまでの過程を

甘くみられている証拠なのだと思います。


そこを甘くみてくるような人に対して

何かしてあげよう、力になってあげよう

と思えるほど私の器は大きくないです。



学校でも教員の業務を減らすために

部活動を外部委託するところも増えましたが

その内容をみて唖然としたのです。


音楽系の外部委託をお願いするのに

この謝礼金でまともな人がきますか?と。


結局,日本での音楽教育はその程度の認識。

とても残念に思います。



日本の芸術の未来が明るいなら

私も娘達に真剣に音楽を習わせ

その道も視野に入れていたと思います。


それが全ての答えなのです。