先日のブルグミュラー記事の後
カワイ楽器のTさんが
店頭に置いてあった教材全てを
自宅まで持ってきてくださったので
それぞれの出版社ごとの中身を
比較することができました。
いつも迅速なご対応
本当にありがとうございます
Tさんはカワイ楽器岡崎店の店長さんで
愛知県東部のエリアマネージャー
さんでもあります。
とても気さくで話しやすく
ご自分のメリットよりも
お客様目線で営業をされる方は
この業界では特に
珍しいのではないかと思います。
フットワークの軽さも
いざ困ったという時には
安心感が得られますよね。
ピアノを学習するうえで
よい楽器店との出会いは
とても大事なポイントだと思います
さてタイトルの
バッハ : アンナ・マグダレーナのための
クラヴィーア小曲集
バッハ:インヴェンションとシンフォニア
に入る前の教材として
私はこちらを使うようにしています。
今はプレインヴェンション
という教材も出回っていますよね。
そちらも一通り弾いてはみたのですが
アーティキュレーション等の付け方が
どうしても私には
しっくりこないのですよ
複数の作曲家の作品を少しずつ
一冊の中にチョイスし
手っ取り早く教えれる教材として
校訂し直されているので
そういう問題が出てきても
おかしくはないかもしれませんね。
そしてプレインヴェンションの方が
アンナマグダレーナよりも
難易度としてはかなり易しいので
練習時間が少ない現代っ子には
少しかじる程度の位置付けとして
出版されたのかもしれません。
↑それなら原典版のまま一冊の中に
まとめてくれているとありがたいかもですが
ただ、いずれ本格的に
インヴェンションとシンフォニアを
学びたいというのであれば
その後に繋げやすいのは
断然アンナマグダレーナの方かな
という結論に至っています。
私個人の勝手な考えなので
何が正しくて何が間違っている
ということでは決してありませんよ
バッハをしっかり学ぼうとすると
やはりそれ相応の練習も必要ですし
地道に段階を追っての順になるので
時間もかかりますしね。
だからその子がどこまでのレベルを
求めるかで選択肢が変わる
という事で良いのかもしれません。
モーツァルトやベートーヴェン
ショパンなど古典派、ロマン派の曲を
綺麗に弾けるようになりたい❤︎
と夢を抱いている子達には
その他の選択肢はないよ
と言って私の場合は
半強制で使用していきますが(笑)
そして確実に言えるのは
バッハ:インヴェンションとシンフォニア
この教材はピアノ学習者にとって
基礎となる学びが沢山詰まっている
と言っても過言ではないという事です。
非常に難しいので
嫌われやすい教材のひとつですが
生徒ちゃん達に
どうやったら苦手意識を持たずに
取り組んでもらえるか?
私も試行錯誤中ですが
「バッハ、ムズいけど好きだよ」
と言ってくれる子もいるので
まずは私自身が再度弾きながら
どんな方法で教えていくのがベストか
勉強し直しているところです