先日ある生徒さんから
「ピアノって小学生までの習い事でしょ?
今は幼稚園まで?」
と言われてちょっとびっくり
そもそもピアノは1・2年で
あれこれできるようになる習い事ではありません
もっと厳しいことを言うと
そんな短期間ではその後経験値ゼロに
限りなく近いのと同じになります
このところピアノを習うということに対して
大きな誤解や間違った情報が流れているように
思います
このブログでもっともっと
みなさんに正しい情報をお伝えしたいと思います
さて
ぴあのぐみには成人の生徒さんも
多くいらっしゃいます
その中のお一人
Rちゃんは小学生から習い始め
大学生になってもピアノを楽しんでます
その間受験中休むことなく通ってくれています
小学生の頃は楽譜が苦手で
テキストよりもボカロが弾きたい!
そういってボカロの楽譜にフリガナたっぷりで
指使いも自分のやりたいように弾いていました
そんな彼女に転機があったのは小6の時
卒業式でのピアノ伴奏に立候補
配られてたのは伴奏楽譜
当然フリガナはついていません
そしていろいろ知らないテクニックが
必要な個所がたくさん
そこで初めて基礎がないことで
自分のしたいことができないということに
気が付いてくれました
もうひとつの転機は推薦入試の時
推薦にグレードの級を持っていれば有利と
グレード試験に挑戦することに
でもグレードには初見が必要になります
初見には調性・リズム・用語など
瞬時に読み取る必要があります
どれもやったことがない彼女は
そこからコツコツ楽典の勉強を始めました
「今まで自分が何も知らなかったんだと
よくわかった」
そう彼女は一言
でもこれはずっと続けていたからこその気づき
素晴らしいことです
早い遅いは関係ありません
音楽は細く長くが一番
今もクラシックは苦手という彼女ですが
私はレッスンでも彼女の演奏に癒されています
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