10月11日 都響スペシャル2020(10/11) 14:00 東京芸術劇場コンサートホール
【プログラム】
ベートーヴェン : 序曲《コラリオン》 Op.62
ベートーヴェン : ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58 *
Ⅰ.Allegro moderato
Ⅱ.Andante con moto
Ⅲ.Rondo:Vivace
ドヴォルザーク : 交響曲第7番 ニ短調 Op.70 B.141
Ⅰ.Allegro maestoso
Ⅱ.Poco Adagio
Ⅲ.Scherzo:Vivace
Ⅳ.Finale:Allegro
*ピアノ:田部京子
指揮:梅田俊明
東京都交響楽団
先月末の東フィル9月定期公演でドヴォ8番を初めて聞きましたが、
何名かのブロともさんから7番もお勧め~とコメントを頂き、ちょっとググってみたら、
なんとなんと都響が10月公演で演奏するではないですか
しかも、前プロには田部京子さんのベトコン4番
さっそく都響WEBチケットを見てみたら、3階席ではあるけれど、中央エリアの2列目真ん中が空いている~・・・って事で、そっこうゲット。(もちろんSD仕様)
都響WEBチケットで取ったチケットは手数料もなく、チケット代のみでいつも郵送ですが、
公演日が近いからか、当日窓口受け取りとなりました。
実は、チケットの窓口受け取りは初めての私。
数日前に、この日のチケットがまだ手元になく、発券し忘れた!と、一瞬焦りました
あれですね、ホールに着くまで手元にチケットがないと言うのは、何か足りない気がして、ちょっぴり不安です。
まぁ、無事に窓口でチケットを受け取れたので、問題はないんですけどね。
私がチケットを購入した時には、3階席はそこそこ空席があったのに、
始ってみたら最後列まで人がギッシリで(SD仕様です)、ホール内もほぼほぼ満席でした。
コラリオン
いきなり弦の重厚な出だし、ピタっと全休止
なんか久しぶりにオーケストラの演奏を聞いた気がして(と言っても2週間ぶりだけど)、
ちょっと目頭が熱くなってしまいました
なんか久しぶりに聞いた都響の弦は、バンベルク響のような艶のある木目(つまり、華やかさもあるけど、ちょっと渋め?)みたいな音に聞こえました。
好きな音です
そして、田部さんのピアノから始まるベトコン4番
とてもやさしく、そして軽やか。
最近は辻井くんの厚みのあるピアノ、三勇士くんのダイナミックなピアノを聞いていたのでね。
田部京子さんのピアノを聞いたは、もう2年ぶりぐらいかも。
全体的に気高く気品があり、オケも彼女のピアノを引き立てるべく、梅田さんの指揮が上手く指示してるように思いました。
3階席にもとてもよく音が響いてきて、オケとの融合も素晴しい
指揮者の梅田さんとアイコンタクトもあり、一緒に作り上げてる感じが伝わってきました。
そして、この日1番楽しみにしてたドヴォ7番
初聞きの私にとって、これ以上ないぐらいの感動と、
この曲を好きになるのに、これまたこれ以上の理由がないぐらいに素晴しかったです
想像していたより、ボヘミアンチックなメロディはあまり多く感じられなかったけど、
ところどころスメタナのモルダウを連想させるようなメロディがあったりして(個人感)、
同じチェコ出身だからかな~とか勝手に思ってました。
第2楽章がとにかく素敵でした
管楽器と弦楽器の絡まるような会話みたいなとことか、
途中のホルン?のメロディも良かった。
最後は壮大に華やかにフィニッシュ!終演。
そして、気のせいかもですけど、前半では艶のある木目調の弦の音が、
後半のこのドヴォ7番では、艶のある金属製(つまりほんとに華やか)に聞こえました。
ドヴォ7番は暗譜で振ってた梅田さん。
ピシッピシっと分かりやすい指揮をされていて、派手さはないけど(あれば良いってもんでもないですけどね)堅実に指揮をされる方だなと思いました。
それにバッチリ正確についていってた都響(と田部さん)。
お勧めしていただき、こうして聴く機会ができ、ほんと良かったな~と思いました。
休憩有りのピッタリ2時間、台風で心配してた雨も降らず、久しぶりの池袋も変わりなく(笑)、
有意義な時間となりました。
また違うオケ、違う指揮者で聞いてみたいな。