「こう弾きたい」を再現するのではないよ | ピアノ演奏を科学する 

ピアノ演奏を科学する 

【手に負担のない、解剖学を取り入れた脱力ピアノ奏法】

上手く弾けないのはなぜ?
どうやったらうまく弾けるの?
機能解剖学をはじめとして脳科学、発生学、神経生理学、発達のことなどを踏まえて、仮説を立てて実験してうまくいったことなどをシェアしたいと思います

「こうやりたい」ということを明確にして

それをやることでベクトルは内から外への方向にはなるんだけれど・・・

 

「こうやりたい」のこだわりが強くて(音色とかニュアンスなど)

それがほんの少し違うことも許せない

 

という方もいらっしゃいます。

 

「こうやりたい」が細かすぎる場合には、それは諦めてください滝汗

だって、本番で弾く会場に自分のピアノを持っていける人はほとんどいないでしょう。

 

違うピアノで、響き方も違う会場で、そこまでの拘ったことをやるのはほぼ無理です。

 

それよりも

「これも好きかも?」を増やす方が懸命です。

 

 

また「こうやりたい」が明確になって、できるようにはなったけれど

それをいつもできるようにするのか?

 

という質問もいただいたことがあります。

 

 

まず前提として

 

自然界には同じものは存在しません

 

全てものは、同じではないです。

 

 

動きあるものも、同じ動きにはなりません。

 

波を想像してください。

 

寄せては返す波

 

ほんの少し足先だけ波がかかるくらい(ではないか?と思う)ところに立って

波を待ったことありませんか?

 

私はよくやりますウシシ

 

この辺?って思って立ってても

全然そこまで波がやってこない・・・

 

う〜〜〜ん???

 

って思ってると

 

ザパーンと

 

足首くらいまでかかりそうな波が来たり

 

 

一見すると同じように繰り返されているように見えるけれど

毎回、違う波なんですよね

 

サーフィンやる方は、そんなの当然だよっておっしゃいますね。

 

 

風はどうでしょう?

 

いつも同じ風が吹いている?なんてことないですよね

 

雲だって、同じようには流れていかない

 

自然界に同じは存在しないんです

 

 

つまり

 

同じことをやろうとすると、それは不自然なことなので身体は固まります

 

身体が固まると、うまく弾けません

 

 

同じことができるようにするのではなく

同じことをやろうとするのでもなく

 

 

毎回、違う演奏をするのです

 

 

自分の「これが好き」「こうしたい」を一部分でも探求していき

それができるようになると

そこまでの深さ、そこまでの質を知ることができます。

 

そうすると、その深さ、質で曲全体を捉えられるようになり

その流れで全体が弾けるようになるのです。

 

 

「自分の好き」「こうやりたい」を見つけるのは

曲を深く理解し、どこをどうするのが自分的にグッとくるのか?

その感覚を得るためです。

 

こだわりを再現するためではありません。

 

 

だから、一部分で良いので、どうしたいの?を考えてみてください。

 

 

そして、全体を弾くときには、そのことは忘れて

今の流れに乗って、弾くこと

 

これが大切です

 

 

本番でうまく弾きたい!という方、

その詳細に順を追って知りたい方は、メンタル動画講座をご覧くださいね。

こちらの公式LINEからどうぞ

友だち追加